ものづくり補助金平成25年度製造業長野県

構造変更及びフィルム貼付により強度を増した雪かきの開発

株式会社ピーエムオフィスエー

この事例のポイント

  • リーマンショックで自動車・カメラなどの精密部品の受注が激減していた。
  • 構造物のプラスチックキット開発にあたり、3Dレーザースキャナーで測量し、3Dプリンターを用いて原型を製作した。
  • 測量データは使えなかったものの、構造物のディテールを忠実に再現できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ピーエムオフィスエー
所在地長野県 諏訪市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工,接合・実装
従業員数21人
資本金3,000万円
設立2000年

事業の背景

2000年創業の会社で、自動車やカメラなどの精密部品の金型設計・製作を中心に手がけていた。リーマンショックで受注が激減したため、2009年からキャラクターホビー事業を始めた。デザインや原型は東京、金型設計・製作は諏訪で行い、プラモデルは国内、フィギュアは中国で生産していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑リーマンショックで自動車・カメラなどの精密部品の受注が激減していた。
  • 品質・精度構造物のプラスチックキットでディテールを忠実に再現する必要があった。

やったこと

構造物のプラスチックキット開発にあたり、3Dレーザースキャナーで測量し、3Dプリンターを用いて原型を製作した。測量データは使用できなかったが、3Dプリンターを使う方法でディテールを忠実に再現できた。

新しい製品・サービス:諏訪大社のプラスチックキット(2016年諏訪御柱祭の土産品として売り出す計画)

事業の効果

測量データは使えなかったものの、構造物のディテールを忠実に再現できた。3Dレーザースキャナー測量と3Dプリンターを組み合わせた工法により、原型製作の工数削減につながったとされている。この工法で諏訪大社のプラスチックキットを製作し、地域の土産品として売り出す計画である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均3.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    2000年創業で自動車・カメラ部品の金型事業から、リーマンショック後にキャラクターホビー事業へ転換した経緯が書かれている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    同業他社は企画力・販売力があるがものづくりが苦手とし、自社は金型技術と生産技術を活かし新商品を作れる強みがあると明記されている。

  • 課題の認識と解決3

    PLUMブランドが売上の半分を占めるまで成長し仕事量のバラつきがなくなったと書かれているが、課題認識と計画の具体性は薄い。

事業の実現可能性60%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、売上の半分を占めるという現状の記述がある程度。

  • 事業を進める体制3

    デザイン・原型は東京、金型は諏訪、生産は国内・中国と分担体制が書かれているが、補助事業の実施体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    出来映えの良さが高く評価され人気を集めていること、諏訪大社のプラスチックキットを2016年御柱祭の土産品として売り出す計画が書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    3Dスキャナー測量と3Dプリンターを活用した高精度キット開発を諏訪大社キットに適用する計画が書かれているが、スケジュールの詳細は薄い。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    プラモデルやフィギュアは価格が高いが出来映えの良さで人気を集め、同業他社と差別化した高付加価値化が書かれている。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    地元キャラクターを使い諏訪市・塩尻市・岡谷市などで地域活性化事業を行い、地域の元気なまちづくりに寄与すると書かれている。

  • 費用対効果2

    補助金投入額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数字は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。

  • イノベーションへの貢献3

    3Dスキャナー測量と3Dプリンターを組み合わせた高精度キット工法が書かれ、地域の観光土産への応用が示されている。

政策面70%
  • 成長分野への進出2

    ホビー事業への転換や自動車パーツ開発の展望はあるが、日本経済の構造転換に資する根拠は示されていない。

  • 地域経済への波及5

    諏訪市公認キャラクターや諏訪大社キットを地域資源として活用し、諏訪市・塩尻市・岡谷市で実績を上げていると書かれている。

今後の展望

2016年諏訪御柱祭の土産品として諏訪大社のプラスチックキットを売り出す計画。

事業者の声

ホビーブームはいつか下火になる。でも、地元キャラクターなどによる元気なまちづくりの取り組みはブームで終わりませんから

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

群馬県製造業平成29年度

冷凍マグロ専用刺身醤油の試作開発

鰹節の厚さと抽出温度を管理するため、ガス式スチームコンベクション、小型鰹節削り機、プレハブ冷蔵庫、冷蔵ユニット、小型軽量充填機、打栓機を導…

効果:製造ロット 32.5kg→65kg

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。