回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社アラオ
| 事業者名 | 株式会社アラオ |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県 熊本市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,立体造形 |
| 従業員数 | 46人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
株式会社アラオは長年、半導体関連省力機器の設計製作に取り組んできた。平成24年度のものづくり補助事業で3DCADや生産管理システムを導入し、設計の効率化や生産工数・コストの削減に一定の成果を収めた。
抱えていた課題
やったこと
平成24年度に導入した3DCADシステムに、バージョンアップや機能・ライセンスの追加、ネットワーク環境の強化を行った。樹脂造形型の3Dプリンターを導入し、3DCADからダイレクトに出力できる体制を整えた。導入した3DCADのデータを活用してマシニングセンターで丸物部品加工を行い、部品の内作化を可能にした。生産管理システムは営業から出荷、請求まで一元管理できるシステムへ移行し、見積もり・販売・在庫に自動メールオプションを追加した。
| 加工機 | 3Dプリンター(樹脂造形型) |
|---|---|
| ソフト | 3DCADシステム(バージョンアップ・機能・ライセンス追加) |
| ソフト | 生産管理システム |
3Dプリンターの導入により社内での試作製造が簡単にできるようになり、三次元データからダイレクトな造形が可能となった。部品の内作化により外注コストが抑えられ、製作時間の短縮と製品の技術的レベルアップにつながった。生産管理システムでは製販連携機能が強化され、営業から出荷・請求までを一元管理できるようになった。初年度の売上や利益には課題が残った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成24年度の事業で構築した3DCADと生産管理の取組を発展させる目的と記載があり、過去の取組との一貫性は読み取れる。
半導体関連省力機器の設計製作の技術や、自動車・新エネルギー・医療機器への展開方針はうかがえるが、市場動向との関係は書かれていない。
3Dの部品製作を外注に頼りコストと時間がかかる課題、製販連携の課題が挙げられており、課題認識は読み取れる。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、外注コスト抑制や製作時間短縮の方向性がうかがえるのみ。
社内に3DCADや生産管理システムを運用してきた経緯はあるが、補助事業を遂行する人材や体制の具体は書かれていない。
お客さまの仕様書からの一貫生産という説明はあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体的に書かれていない。
導入やバージョンアップの内容は書かれているが、中長期の検証やスケジュール、課題解決の方法は読み取れない。
3Dプリンターや生産管理システムの年間保守契約料が高額で補助制度を活用したいとの記載はあるが、資金調達の見込みは書かれていない。
3Dプリンターによる試作内製化や技術レベルアップはうかがえるが、分野の普及度や高付加価値化の水準は書かれていない。
福祉・介護・スポーツ分野の製品開発や地域企業としての取組はうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。
外注コストの抑制や製作時間の短縮が挙げられているが、補助金額に対する効果の数字は示されていない。
3DCADと3Dプリンターの連携、製販一元化の生産管理システムという先端的なデジタル活用が具体的に述べられている。
公開されている事例からは読み取れません。
熊本市の企業で地域名は示されているが、地域特性を活かした雇用や成長への寄与は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
技術を生かして自動車業界や新エネルギー業界、医療機器業界へ事業を拡大し、受注生産に加えて福祉・介護・スポーツ分野で自社製品の開発も目指す。
とても役に立っている
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。