ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業長野県

長時間座っていても疲れづらく、蒸れない椅子の開発

有限会社ケーアンドケーメディカル

この事例のポイント

  • 長時間座っても疲れにくく蒸れない椅子を求める市場の要望に応える必要があった。
  • 背面と座面のクッション部分を凹状にした椅子を中心に、4種類の椅子を開発し試作品を製作した。
  • 座り心地と通気性に優れた椅子を4種類開発し、試作品を製作した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ケーアンドケーメディカル
所在地長野県 佐久市
業種その他の小売業
技術分野立体造形
従業員数13人
資本金300万円
設立1998年

事業の背景

同社は1998年に設立され、介護用品のレンタル・販売を主力としてきた。福祉先進国から介護用品を仕入れ、病院や介護施設へ営業して事業を軌道に乗せ、年商は約2.5億円に成長した。市川社長は介護施設の利用者との会話から、思い出のモノが身近にあることの大切さに気づき、椅子の開発を目指した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術長時間座っても疲れにくく蒸れない椅子を求める市場の要望に応える必要があった。
  • 品質・精度座面の蒸れを防ぐことが長時間快適に座るための大きな課題だった。

やったこと

背面と座面のクッション部分を凹状にした椅子を中心に、4種類の椅子を開発し試作品を製作した。クッション材には「ボディドクター」や高反発素材を使用した。座り心地に加え、通気性、耐久性、制菌性にも優れた製品に仕上げた。実用新案権(登録第3188287号)を取得した構造を基に、デザイン性を高めた試作品づくりを行った。

新しい製品・サービス:背骨と坐骨部分が凹状で痛みや疲れを感じにくく、蒸れない白駒シリーズの椅子。

事業の効果

座り心地と通気性に優れた椅子を4種類開発し、試作品を製作した。メインの椅子は背面と座面のクッション部分が凹状で、ボディドクターや高反発素材を用いた。座り心地に加え、通気性、耐久性、制菌性も備えた製品となった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    介護用品レンタル・販売から椅子の開発製造へ展開し、年商約2.5億円、平成10年創業という事業の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    福祉先進国からの仕入れや高級ホテルとの取引拡大に触れ、自社の強みは読めるが、市場動向や競争優位の具体的な分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    蒸れや疲れづらさといった課題認識はうかがえるが、高付加価値化・成長につながる事業計画の具体は示されていない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    従業員13名、共同開発パートナーとの試行錯誤に触れ、体制の一端はうかがえるが、補助事業の遂行体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    座り心地と通気性、耐久性、制菌性に優れ、ボディドクターや高反発素材を使う点や、ホテルからの要望に応えた経緯が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    4種類の試作品を製作したことは書かれているが、中長期の課題検証やスケジュール、解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    背骨と坐骨部分が凹状の椅子で、デザイン性を高めた点に独自性はうかがえるが、市場の普及度や高価格化の水準は示されていない。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    介護施設や高級ホテルへの展開により雇用や需要の広がりがうかがえるが、国が補助する積極的理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    佐久市の地方の小さな会社として、地域から顧客を広げる考えが語られているが、地域特性を活かした付加価値の数字は示されていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

椅子を通して、みんなに喜んでもらう

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

東京都卸売業、小売業平成25年度

スライド式ホルダーを採用した床排水トラップの開発

製品形状を円形から正方形に変更し、一軸方向へのスライドで着脱できるスライド構造の床排水トラップ「スライドロック」を開発した。

効果:洗濯機の排水ホース内に残ってしまう排水量を大幅に少なくすることができた。

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。