ものづくり補助金平成25年度製造業長野県

動物位置検知に特化したソフトウェア受信機システムの開発

株式会社サーキットデザイン

この事例のポイント

  • 小型動物用GPS首輪には小型・軽量・長寿命が必須である。
  • 新しい動力伝達による脱落機構を開発し、組込みソフトウェア技術により首輪の小型化、軽量化、長寿命化を目指した。
  • 長寿命化のためのソフトウェアを開発し、国内電波法と火薬類取締法への適合を達成した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サーキットデザイン
所在地長野県 安曇野市
業種情報通信機械器具製造業
技術分野情報処理,測定計測
従業員数52人
資本金7,000万円
設立1974年

事業の背景

創業以来、無線技術を中核に自動車用エンジンスターターや無線モジュールなどを開発・製造してきた。動物用では、2010年にサル用発信器を製品化し、野生動物による人家や畑への被害を防ぐための行動調査や、サケの遡上調査などの環境アセスメント調査に使われている。2014年には中・大型動物用GPS首輪を製品化し、小型動物用への展開を進めている。

課題と取り組み

抱えていた課題

やったこと

新しい動力伝達による脱落機構を開発し、組込みソフトウェア技術により首輪の小型化、軽量化、長寿命化を目指した。試作・開発を行い、長寿命化のためのソフトウェア開発、国内電波法への適合、火薬類取締法への適合を確認した。一方で、軽量化とソーラー充電は実現できなかった。

新しい製品・サービス:小型動物用GPS首輪

事業の効果

長寿命化のためのソフトウェアを開発し、国内電波法と火薬類取締法への適合を達成した。これにより、脱落機構の法規対応という課題を解決できた。軽量化とソーラー充電の課題は達成できなかった。小型動物用GPS首輪で市場を獲得することを目指している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業時の無線マイクから自動車用エンジンスターター、動物用発信器へと無線技術の継続的な取組が示されているが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    無線技術が同社のコアとされ、動物用GPS首輪を事業の柱にする方針がうかがえるが、市場動向や競合との比較は書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    バッテリーの課題やベテラン技術者の継承・若手活性化が課題として挙げられているが、解決に向けた事業計画の具体性は読み取れない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    ベテラン技術者の技術継承と若手技術者の活性化がテーマとされているが、補助事業の遂行体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    動物の位置を正確につかむGPS首輪で、農林業や環境アセスメントに活用されているという用途とニーズが示されている。

  • 事業化までの道筋2

    ソーラーパネルやエリアセンシングなど工夫を凝らし試作を繰り返すとあるが、スケジュールや課題解決方法は具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    同社は2010年にサル用発信器を製品化し、中・大型動物用GPS首輪を2014年に製品化しており、先行する海外に追いつく新市場を狙う姿勢が示されている。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    サルやイノシシによる人家・畑への被害防止やサケの遡上調査など、社会的な用途がうかがえるが、国が補助する積極的理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    無人で広い範囲を管理できる革新的な製品とされ、先端的なデジタル技術の活用がうかがえるが、地域やサプライチェーンへの貢献は具体的ではない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    安曇野市の企業として無線技術の製品を開発・製造している点はうかがえるが、地域の特性を活かした雇用創出などは書かれていない。

今後の展望

小型動物用GPS首輪を事業の柱とし、先行する海外製品に追いつき追い越して、大きな市場を獲得することを目指している。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。