ものづくり補助金平成25年度製造業長野県

基板・完成品検査装置の開発・製品化

株式会社カウベルエンジニアリング

この事例のポイント

  • 次世代カード決済システムNFCに対応した新たなリーダ・ライタモジュールの課題を克服する必要があった。
  • NFCリーダ/ライタのソフトウェア開発を行い、組込みソフトウェア技術の高度化を実施した。
  • NFCリーダ/ライタの接続対象機器が増えたことで、対象となるユーザーが広がった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社カウベルエンジニアリング
所在地長野県 佐久市
業種電子部品・デバイス・電子回路製造業
技術分野情報処理,測定計測
従業員数79人
資本金7,000万円
設立1974年

事業の背景

カウベルエンジニアリングは電気・電子機器の開発・製造メーカーで、ICカード等のリーダ・ライタの開発・製造技術を活かした、ホテル・住宅・ビル向け入退室システムでトップクラスのシェアを誇る。福祉・介護分野では高齢者緊急通報システムを開発し、環境・エネルギー分野ではLED防犯灯を開発している。建築需要は震災で落ち込んだ後に戻りつつあり、業績は前年から上向きとされる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術次世代カード決済システムNFCに対応した新たなリーダ・ライタモジュールの課題を克服する必要があった。
  • 販路・情報発信NFCのリーダ・ライタ市場を獲得するため、技術を積極的にアピールしてシェアを取る必要があった。

やったこと

NFCリーダ/ライタのソフトウェア開発を行い、組込みソフトウェア技術の高度化を実施した。制御するソフトウェアを共通インタフェースにすることで、接続対象機器を増やし、利用者の利便性を高めた。

新しい製品・サービス:NFC対応のリーダ・ライタモジュール

事業の効果

NFCリーダ/ライタの接続対象機器が増えたことで、対象となるユーザーが広がった。制御ソフトを共通インタフェースにしたことで利用者の利便性が向上した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    1974年創業以来、ものづくり技術をベースに1991年から開発型企業を目指したと書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ICカードリーダ・ライタ技術を活かし入退室システムでトップクラスのシェアを誇る、と強みが書かれている。市場との関係は薄い。

  • 課題の認識と解決2

    NFC対応モジュールの新たな課題克服と市場獲得を目的とした研究開発とあるが、課題の解決策や事業計画の具体性は読み取れない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    開発部門では3年間は人への投資と書かれ、若手技術者の育成方針は読み取れるが、補助事業の遂行体制の具体性は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    NFCは今後スマートフォンなど多様な機器に搭載されると予想され、技術をアピールしてシェアを取る方針が書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    新たなモジュールの課題克服と市場獲得をめざす研究開発とあるが、スケジュールや課題解決方法の記述はない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    NFC対応リーダ・ライタについて5年前から取り組み業界の先端を走る存在とあり、高付加価値分野への取組がうかがえる。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    スマートフォン等への搭載が予想される点はうかがえるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    福祉・介護分野の高齢者通報システムやLED防犯灯の開発など、新分野への進出がうかがえるが、デジタル技術の活用による貢献は薄い。

政策面50%
  • 成長分野への進出3

    福祉・介護、環境・エネルギー分野への進出が書かれ、成長分野への展開がうかがえる。

  • 地域経済への波及2

    長野県内の警備会社と提携し福祉施設への普及を進めるとあり地域との連携はうかがえるが、地域経済への牽引効果は読み取れない。

今後の展望

NFCは今後スマートフォンをはじめ様々な機器に搭載されると予想されており、市場獲得を目指している。

事業者の声

技術を積極的にアピールしてシェアを取りたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。