ものづくり補助金平成25年度製造業長野県

航空宇宙産業参入のための「特殊金属製ゆるみ止めボルト加工技術」の試作開発

株式会社ヤマザキアクティブ

成果目標値での単価の試作開発に成功した。

この事例のポイント

  • 新開発したゆるみ止め座金の特殊形状を量産品質で製品化する技術が未確立だった。
  • 新開発したゆるみ止め座金の特殊形状を、鍛造・プレス金型技術の向上により量産品質を確保しつつ低コストで製品化した。
  • 目標値での単価の試作開発に成功した。ゆるみ止め座金の量産品質が確保され、低コストでの製品化により競争力が強化された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ヤマザキアクティブ
所在地長野県 坂城町
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数19人
資本金1,000万円
設立1967年

事業の背景

同社は1967年に坂城町の自動車部品メーカーから独立創業し、NC旋盤を早期に導入するなど金属部品加工を手がけてきた。絶えずコストダウンへの対応に悩まされていた。2009年には信州大学工学部との共同研究からゆるみ止めボルト・ナットの開発を始め、ゆるみ止め製品「ActiveX」を開発した。受注は徐々に拡大していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術新開発したゆるみ止め座金の特殊形状を量産品質で製品化する技術が未確立だった。
  • コスト・採算低コストでの製品化が課題だった。
  • 新製品・新技術チタンや耐熱合金など難削材を用いたゆるみ止め締結部材の加工技術が十分でなく、航空宇宙分野への参入が課題だった。

やったこと

新開発したゆるみ止め座金の特殊形状を、鍛造・プレス金型技術の向上により量産品質を確保しつつ低コストで製品化した。目標値での単価の試作開発に成功した。開発した試作品について各種試験・解析を行い、一般社団法人日本品質機構による規格振動試験をクリアして信頼性を確立した。また、超高圧クーラント装置付きCNC旋盤機を導入し、チタンや耐熱合金など難削材を用いたゆるみ止め締結部材の加工技術を開発した。サンプル品を製作し、第19回機械要素展に出展して航空宇宙産業への参入を図った。

  • 加工機超高圧クーラント装置付きCNC旋盤機
  • 金型鍛造・プレス金型

新しい製品・サービス:ゆるみ止め座金(特殊形状)およびチタン・耐熱合金製のゆるみ止め締結部材

事業の効果

  • 目標値での単価の試作開発に成功した。

ゆるみ止め座金の量産品質が確保され、低コストでの製品化により競争力が強化された。規格振動試験をクリアし、製品の信頼性が確立された。難削材の加工技術により、航空宇宙産業への参入に向けたサンプル品が完成し、展示会への出展を通じて参入を図った。その後、大手自動車メーカー工場への座金の直接納入が決まった。

今後の展望

座金でも競合する海外メーカーに十分に勝算があると考えており、海外市場も視野に販路拡大を目指している。

事業者の声

トライアルから使ってもらえるまでに3年かかりましたが、たかがネジ、されどネジ。ネジ一個で商売になるんです

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。