飲料水メーカー向け「後付け可能かつ低コスト」なホットメルト検査装置の試作開発
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
長岡産業株式会社
成果既存のITOフィルムに迫る表面抵抗値(200Ω/□台)を実現
| 事業者名 | 長岡産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 大津市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 130人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1954年 |
当社は主にプラスチック加工分野で、発泡シート、フィルム、プレートなど各種材料の加工を行い、企画・加工・販売まで迅速に対応する体制を築いてきた。補助事業の前から、透明導電性フィルムの開発を進める必要があった。
抱えていた課題
やったこと
組成、添加剤、乾燥条件などを少量サンプルで評価し最適化する体制を構築するため、サンプル作製設備と評価装置を導入した。評価はテーブルテストでフィルムにコーティングし乾燥後、表面抵抗値と透過率などの基本特性を計測する方法で行った。その後、最適条件で数十Kgの高導電液を作製し、量産用のコーティング装置でPETフィルムにコーティングして基本特性を評価し、最適な材料組成とコーティング条件を見いだした。耐水性、密着性、フレキシブル性なども評価し、結果を材料開発にフィードバックした。その結果、既存のITOフィルムに迫る表面抵抗値(200Ω/□台)と光線透過率90%以上(導電層のみ)を実現し、静電容量センサーとして組み込んだ試作品でセンサー性能が発揮できることを確認した。
| その他 | サンプル作製設備 |
|---|---|
| 検査測定 | 評価装置 |
| その他 | 量産用のコーティング装置 |
新しい製品・サービス:高導電性高分子コーティングを用いた透明導電性フィルム(既存製品「スタクリア」の帯電防止グレード、高導電グレード)
既存のITOフィルムに迫る導電性能と光学特性を実現し、静電容量センサーの試作で性能を確認した。得られた知見を既存製品「スタクリア」の品質管理や導電液組成の改良に活用し、顧客対応を迅速化した。「スタクリア」は帯電防止フィルムと比べ除電スピードや湿度に左右されない除電能力で好評を得ており、問い合わせ件数は5年間で年率30%の伸びを示した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
プラスチック加工の既存事業から導電性フィルム開発へ進んだ経緯は読めるが、経営戦略上の位置付けは記載がない。
既存ITO並みの表面抵抗200Ω/□台や透過率90%以上、ITOを超えるフレキシブル性など強みが具体的に書かれている。
既存製品「スタクリア」の除電性能や問い合わせ年率30%増など成果はあるが、課題認識と事業計画の関係は薄い。
問い合わせ件数の年率30%増は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がない。
営業・開発体制を3名専任で配置したと具体的な人数が書かれている。
透過率90%以上、表面抵抗200Ω/□台、帯電防止グレード10⁴〜10⁶Ω/□などの数値と、除電速度や湿度非依存の優位性が示されている。
今後の展望として帯電防止グレードの拡充やフレキシブルデバイス電極の市場開拓など、段階的な方向性が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
帯電防止市場の活発化や医療・電子分野での高度な静電ノイズ対策の新用途が書かれ、新分野での高付加価値化が読み取れる。
医療・電子分野への応用やフレキシブルデバイスへの展開はうかがえるが、雇用や波及効果の記載は少ない。
公開されている事例からは読み取れません。
静電容量センサー試作やLEDタッチセンサーへの応用は示されるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的でない。
フレキシブルデバイスや電子分野など成長分野への進出が示されるが、構造転換への言及は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
静電ノイズ除去・防爆・瞬間除電など静電気対策のニーズに合わせた帯電防止グレードのラインナップ充実と販売促進を目指す。高導電グレードは、フレキシブル(ウェアラブル)デバイス電極として市場開拓を進める。
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
神戸製鋼所の抗菌めっき技術を導入し、自社で性能検証を行ったうえで、試作設備(100L槽と付帯設備)を設置・稼働させた。
補助事業では、LED照明の企画・設計・製造・試作や構想に関する検討を行い、LED照明の製造技術とノウハウを獲得した。