回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社中野酒造
成果年間製造能力 300石→500石
| 事業者名 | 有限会社中野酒造 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 杵築市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 630万円 |
| 設立 | 1874年 |
| 法人番号 | 3320002015366 |
創業140年を超える杵築市の老舗酒蔵で、主力は「智恵美人」である。ユネスコ無形文化遺産への和食の登録をきっかけに海外で日本酒への関心が高まり、国内でも女性や若者の日本酒ブームが起きている。若手蔵元の台頭もこの流れを後押ししている。同社は新ブランド「ちえびじん」を開発し、酒販店や飲食店を通じて全国に販路を広げている。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、蒸米を冷却する原料冷却機を新設した。自然乾燥方式と比べて冷却時間を大幅に短縮し、食品衛生面も改善した。麹づくりには恒温恒湿装置を導入し、麹室を杉材の麹室へ改装した。これにより、2日間で60kgだった麹製造が1日120kgとなり、4倍の製造が可能になった。
新設備の導入により、年間製造能力は300石から500石に増えた。恒温恒湿装置によって麹の製造量が大きく増え、麹の質も向上した。原料冷却機は蒸米の冷却時間を短縮し、食品衛生と酒質の改善にもつながった。増加する需要に対応できるようになり、出荷量は大きく伸びている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業140年超の老舗で、既存ブランド「智恵美人」に新ブランドを加えた販路戦略が読み取れるが、事業の一貫性を示す詳細は薄い。
酒販店への蔵元直送や料理人との提案型販売など独自の販売手法と、北海道からの酒販店来訪など全国展開の状況が具体的に書かれている。
年間製造能力300石から500石への増強、麹製造量の1日120kgへの増加など、課題と設備による解決が数字で示されている。
年間製造能力500石、将来1000石の目標が示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
若手6代目当主の存在はうかがえるが、従業員13名以外の体制や事務処理能力の記述は少ない。
ワイングラスが似合う女性向けの味わいや季節限定の数量商品など、製品の特徴と顧客像が具体的に書かれている。
麹室の改装や全量純米蔵への挑戦などの展望はあるが、スケジュールや課題解決の方法は明示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
モンドセレクション最高賞を3年連続受賞した仕込み水など高水準の品質を示すが、ジャンルの普及度との比較は示されていない。
和食のユネスコ登録や海外での日本酒人気に触れるが、国が補助する経済波及や雇用創出の記述は乏しい。
冷却時間の1.5倍以上の短縮や麹製造量4倍などの効果はあるが、補助金額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
デジタル技術の活用は書かれていないが、設備による品質管理や衛生面の改善はうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
杵築市の老舗酒蔵で地元の水や九州の酒蔵としての存在感に触れるが、地域経済への波及の具体性は薄い。
gBizINFO(経済産業省)に載っている分だけです。事例の補助金とは別に、ほかの認定や補助金も使ってきたかが分かります。
出典:gBizINFO(経済産業省)のデータを当社が加工(2026年10月時点)。会社は国税庁の法人番号公表サイトで、社名と所在地から特定しています。
将来的には全量純米蔵を目指し、1000石の製造能力を目指す。「ちえびじん」ブランドの本格的な海外進出も見込んでいる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg