ものづくり補助金平成25年度製造業岐阜県

より安全で環境負荷の少ない製造環境を整え、長良川の伝統の味を次世代に残す事業

株式会社鵜舞屋

この事例のポイント

  • こだわりの味を守りながら、衛生面をさらに向上させる必要があった。
  • 補助事業では7種類の機械装置を導入して工程改善に取り組んだ。
  • 工程改善の結果、生産所要時間が短縮され、一部の手作業工程の機械化によって生産の省力化が進んだ。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社鵜舞屋
所在地岐阜県
業種食料品製造業

事業の背景

当社は鮎昆布巻などの鮎加工品と飛騨牛しぐれ煮などの牛肉加工品を製造・販売している。主力商品は鮎昆布巻で、1本に約6時間以上かけて炊き上げている。日本全国のショッピングモールや土産物店に御中元・御歳暮ギフト商品を卸しており、近年は東南アジアを中心とした輸出事業にも取り組んでいる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度こだわりの味を守りながら、衛生面をさらに向上させる必要があった。
  • その他環境負荷を軽減する必要があった。
  • 生産能力生産効率を向上させる必要があった。

やったこと

補助事業では7種類の機械装置を導入して工程改善に取り組んだ。導入した設備のうち、高圧洗浄機では清掃活動を改善して洗浄効果を高め、作業時間を短縮した。ジェットエア式除水装置を導入して乾燥時間を短縮し、X線異物検査機と連動させて業務効率化を図った。使用するガス燃料を削減するとともに、一部の手作業工程を機械化した。

その他高圧洗浄機
その他ジェットエア式除水装置
検査測定X線異物検査機

事業の効果

工程改善の結果、生産所要時間が短縮され、一部の手作業工程の機械化によって生産の省力化が進んだ。雑菌排除を徹底したことで安全性が向上した。ガス燃料の削減により環境負荷が軽減され、コストも削減できた。高圧洗浄機による洗浄効果の改善や、除水装置による乾燥時間の短縮も実現した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性4

    平成25年ものづくり補助金で衛生・環境・生産効率に取り組み、令和元年にも再度活用とあり、過去の取組との一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    鮎昆布巻の品質へのこだわりや、ギフト・土産向け条件を満たす商品構成は書かれるが、市場動向と強み弱みの分析は読み取れない。

  • 課題の認識と解決4

    ガス燃料削減、手作業の機械化による所要時間短縮、雑菌排除など課題と対策が具体的に書かれ、生産効率向上につながる内容が読み取れる。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    補助事業で7種類の機械装置を導入したとあるが、人材や事務処理体制についての記述はわずかにうかがえる程度。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    常温保存、賞味期限が長い、小分けしやすいなどギフト向けの特徴が書かれるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    補助事業の概要や今後の革新への意向はあるが、遂行方法やスケジュールの具体的な記述はわずかにうかがえる程度。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    鮎昆布巻は6時間以上かけて炊き上げる高品質品とあり高付加価値性はうかがえるが、価格や水準の数値は示されず具体性が薄い。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    地域未来牽引企業や世界農業遺産の鮎など地域の名産品を扱う点は読み取れるが、雇用創出や波及効果の記述は薄い。

  • 費用対効果2

    補助金額や付加価値額の増加、生産性向上率などの数値がなく、費用対効果はわずかにうかがえる程度。

  • イノベーションへの貢献2

    X線異物検査機との連動やジェットエア―式除水装置による効率化はあるが、デジタル技術の地域やサプライチェーンへの貢献は薄い。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    地域の名産品を材料に製造し、地域未来牽引企業に選定されるなど地域の経済を担う点は読み取れるが、具体的な雇用や成長数値は示されない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

1本に約6時間以上手間と時間をかけ『味』にこだわり、炊き上げております。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。