ものづくり補助金平成25年度製造業静岡県

自動車油圧装置部品製造に伴う製造環境高度化・付加価値の増加

株式会社リュウテック

この事例のポイント

  • アルミニウム材などの加工で大量の端材が残り、大半をリサイクル業者へ売却していたが、利益率を押し下げる要因になっていた。
  • 従来の加工で残っていた端材を製品にするため、ガイドブッシュレス機を新型機として導入した。
  • 新型機の導入により、これまでスクラップとして処理していた端材を製品化でき、大幅な収支改善につながった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社リュウテック
所在地静岡県
業種輸送用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数95人
資本金2,000万円
設立1994年

事業の背景

1969年に創業し、ミシン部品製造業5社で組合を立ち上げ、駆動系部品の切削加工を行っていた。1994年に法人として再出発し、トランスミッション系部品に着手した。主力はオートマチックトランスミッションに使われるバルブスプールで、5〜7μmの精度で国内トップメーカーに提供している。競合が多い地域で受注を伸ばし、工場を第4工場まで増設してきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算アルミニウム材などの加工で大量の端材が残り、大半をリサイクル業者へ売却していたが、利益率を押し下げる要因になっていた。
  • 生産能力バルブスプールの製造では長さ4mのアルミ円筒を切削するたびに約30cmの端材が出ており、歩留まりの改善が課題だった。

やったこと

従来の加工で残っていた端材を製品にするため、ガイドブッシュレス機を新型機として導入した。この機械は短い製品の加工で真円度や同軸度が向上し、機械の精度をそのまま製品に反映できる。端材を投入すると工具・正面・背面の各軸を同時に制御し、最高回転数8000min-1で切削加工する。アルミ材の切粉や表面傷への対策として中圧クーラント装置を搭載し、排出シュートやワークコンベアにはナイロンカバーを施した。試作品では面粗度・真円度・円筒度の全検査で合格し、量産品検査でも納品レベルの数値をクリアした。

新しい製品・サービス:端材を活用して製造する短いプラグ

事業の効果

新型機の導入により、これまでスクラップとして処理していた端材を製品化でき、大幅な収支改善につながった。そのまま納品できる高精度な加工が実現し、仕上げ加工を廃止できる可能性も見えてきた。仕上げ加工を廃止すればコストを削減でき、受注拡大も期待できる。また、資源の有効活用にもつながり、社員のモチベーションも向上した。

今後の展望

今後は全数保証をクリアできる精度に高め、仕上げ加工を廃止してコストを削減し、受注を増やしたいとしている。

事業者の声

身近なアイデアが利益を生みだしたことで社員のモチベーションもアップしたと思います。社員も2名雇用することもできました。補助金が下りなければこのような成果も得られなかったでしょう。もっと早く知っていれば良かったですね

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。