ものづくり補助金平成25年度製造業静岡県

専用機架台精密加工による真直度2/1,000m/m(2μ)への挑戦。

株式会社古沢工機

成果真直度(同一製品) 5μm→2μm

この事例のポイント

  • 半導体関係の専用機などの架台の仕上げで求められる真直度2μmの精度を、従来機では安定して出せなかった。
  • ものづくり補助金を活用し、オーバーハングレスT型フレーム一体構造・V-V摺動面搭載の「精密コラム型平面研削盤」を導入した。
  • 真直度(同一製品) 5μm→2μm。新機導入により真直度2μmの超精密加工が安定して行えるようになり、若手でも高精度の加工ができるため、ベテラン依存から脱…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社古沢工機
所在地静岡県 清水町
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数17人
資本金1,000万円
設立1970年

事業の背景

古沢工機は創業から約半世紀にわたり工作機械部品加工や精密機械部品加工を手がけている金属加工会社である。小さな町工場が生き残るには特化した技術が必要との考えから、これまで精密加工に注力してきた。近年は精度を求める顧客ニーズが多く、超精密加工への挑戦を決めた。主に受注しているのは半導体関係の専用機や高精度工作機械の架台の最終工程となる精密研磨加工である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度半導体関係の専用機などの架台の仕上げで求められる真直度2μmの精度を、従来機では安定して出せなかった。
  • 生産能力従来機では材質によって真直度5μm程度までしか確実に仕上げられず、安定して2μmの精度を出すには新しい機械が必要だった。
  • 人手・技能真直度2μmを出せるのは一部のベテラン従業員だけで、熟練の技術と手仕事に頼っていた。
  • 集客・繁閑製品は量産品や消耗品ではないため受注が定期的でなく、安定した仕事量の確保が長年の課題だった。

やったこと

ものづくり補助金を活用し、オーバーハングレスT型フレーム一体構造・V-V摺動面搭載の「精密コラム型平面研削盤」を導入した。重さ12〜13tの機械で、基礎のコンクリート打ちなど工場の整備も行った。真直性に優れ、油膜の浮き上がりのアンバランスを制御し、テーブルフルストローク時も工作物のオーバーハングがないため高精度で安定した研削加工ができる。耐用年数の長期化を図るため、主軸をベアリングから油圧に仕様変更して導入した。導入後に製品6台を加工検査したところ、3台は0.001mm(真直度1μm)、3台は0.002mm(真直度2μm)の結果を得た。同じ製品では従来機は0.004〜0.005mmの精度しか出せなかった。新機導入に合わせて新人社員2名を雇用し、若手でも高精度加工ができる体制を作っている。

事業の効果

  • 真直度(同一製品) 5μm→2μm

新機導入により真直度2μmの超精密加工が安定して行えるようになり、若手でも高精度の加工ができるため、ベテラン依存から脱却し社内全体の加工技術水準の向上が見込まれる。業界最高クラスのマシンの導入で業界内の口コミによる受注機会が増え、新機稼働後は月次売上が増加している。作業時間の短縮やコスト削減も見込まれ、ワンランク上の受注競争に参入できるようになった。

今後の展望

今後は新規顧客の取り込みをより積極的に行い、さらなる売上増加を目指す。次の10年を見据えた新たな設備投資の構想も始めている。

事業者の声

今はまだ目を見張るほどの成果が出ているわけではないが、ワンランク上のステージの受注競争に参戦できるようになったことは確か

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。