CFRPとチタンの積層材を切削加工するための高性能エンドミルの開発
高精度CNC工具研削盤を導入し、新しい形状の超硬エンドミル母材を試作した。
効果:電着メッキの硬度(ビッカース硬度) 418HV→551HV
株式会社電興社
成果ウイルス反応速度 20分→5分
| 事業者名 | 株式会社電興社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | 機械器具卸売業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 70人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1962年 |
創業は昭和21年で、電動機や変圧器などの修理・製作を主体に浜松のものづくりを支えてきた。コア技術は自動制御技術で、FA・LAシステムの構築やネットワーク構築などを行う情報制御システム技術の総合商社である。浜松では食品業界のノロウイルス事件やインフルエンザによる小学校の休校措置など、ウイルス感染による健康被害が相次いでいた。一方、インフルエンザ検査で主流のELISA法は感度が低く、反応速度も遅く約20分かかっていた。
抱えていた課題
やったこと
ELISA法の抗原抗体反応を適正かつ迅速に進めるため、ぬぐい液などの試料を収集する標本格納部を開発した。発光反応促進装置では、同社が得意とするシーケンス制御を応用し、通常のELISA法でマイクロピペットにより行う滴下作業の分量や順序を自動化した。処理された微弱発光を計測するため、医工連に所属する浜松ホトニクスの協力でフォトンカウンター(微弱発光検知装置)を導入し、ウイルス感染高感度高速検知システムを構築した。反応試験ではウイルスを捕捉し、追加した抗体反応で微弱発光を発生させ、ウイルスの特異的検知を行った。
新しい製品・サービス:ウイルス高感度高速検知装置(バイオフォトンカウンター)
ELISA法の簡略化・自動化により、反応速度が約20分から5分程度に短縮され、感度の高い高速検知が可能になった。試作品の完成により企業への提案が可能となり、大手食品メーカーから小型化や操作の簡略化、ローコスト化のニーズを吸い上げることができた。今回は受注に繋がらなかったものの、ほかの計測装置の製造について打診があり、別の展開への可能性が広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
FA・LA技術を軸に自動化を進めてきた歴史と、技術資産を転用して開発したことが読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
システム技術・コンピュータ技術・人的ネットワーク資産を挙げ、浜松の食品業界の被害やインフルエンザ検査の課題を踏まえた開発と読める。
ELISA法の反応時間が20分程度かかる課題を示し、反応速度を約5分程度に短縮した成果が書かれている。
付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていないが、受注に繋がらなかったものの別展開の打診があったとされる。
グループ会社や医工連などの連携体制と、試作品を完成させた経緯が具体的に書かれている。
大手食品メーカーから小型化や簡略化、ローコスト化のニーズを吸い上げたこと、ウイルス汚染リスクの高い施設への設置を狙うことが書かれている。
小型化・簡略化・ローコスト化を今後の課題として挙げているが、具体的なスケジュールや解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ウイルス感染の迅速検知という分野で、既存のELISA法より高感度・迅速な装置を開発した点が書かれている。
食品業界のノロウイルス事件や小学校の休校など健康被害の相次ぎへの対応として、社会的意義が述べられている。
補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は書かれていない。
ELISA法の自動化と微弱発光検知の組み合わせで、医工連のネットワークを活かした先端的な検知技術の構築が読み取れる。
FA・LA技術を医療検査分野へ転用し、健康・医療分野へ進出している点がうかがえるが、構造転換との関連は明記されていない。
浜松の地域の大学や企業のネットワークを活用して開発した点が書かれており、地域の特性が活かされている。
良いものを作っても利用してくれなければ意味がない。ユーザー目線で、小型化や簡略化、ローコスト化をクリアし、ウイルス汚染リスクの高い食品工場や学校、病院、公共機関等へ設置してもらえるような商品にしていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
高精度CNC工具研削盤を導入し、新しい形状の超硬エンドミル母材を試作した。
効果:電着メッキの硬度(ビッカース硬度) 418HV→551HV
高粘度商品や具材入り商品に対応できる高機能な充填設備を導入した。
東南アジアの天然木「タナカ」の木を取り寄せ、乾燥した木の皮のみを使用して煎液の抽出に取り組んだ。