回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社髙木金型製作
成果生産性が20%向上した。
| 事業者名 | 有限会社髙木金型製作 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 安城市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2001年 |
髙木金型製作はプラスチック金型の設計・製作、メンテナンスなどを手がける。取引先は自動車関連が全体の90%以上を占める。自動車業界が活況になり金型の生産量が増えた。金型業界は価格の決め方が丼勘定だと感じられており、同じ金型でも価格に100万円以上の差が出る場合があった。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金で、C&Gシステムズの金型工程管理システム「AIQ」を導入した。タブレット端末に機械の稼働状況や作業指示書、スケジュールなどを表示し、社員一人一人が確認して効率的に機械を動かせるようにした。部品の金額、工程、加工の進捗状況などを一括管理し、原価計算はサーバーに情報が蓄積される仕組みで、製品別の利益率の違いが一目で確認できるようにした。
| ソフト | 金型工程管理システム「AIQ」 |
|---|
金型工程管理システムの導入により、機械の稼働率が向上し、工程間滞留が削減されて生産性が20%向上した。製作工程や現場の見える化が進み、社員が効率を考えて作業に取り組むようになった。他社より時間を短くでき、短納期で受注が増え、取引企業も従来の1社から4、5社に増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
エクセル管理の非効率さを感じ、工程や原価を一括管理する工程管理システムを導入したとあり、事業の流れにはつながるが過去の取組との連続性は薄い。
自動車関連が取引の90%以上を占めると具体的に示され、短納期で他社より高い見積でも受注できた点から強みが読み取れる。
エクセル管理の限界と工程・進捗の見える化の必要性が課題として明記され、生産性20%向上や取引先が1社から4、5社に増えた結果も示される。
生産性20%向上や他社1カ月の金型が2週間で納品できた例があるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
社員の意識改革や女性社員の活躍に触れるのみで、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述はない。
丼勘定への疑問から、短納期を武器に価格の裏付けを示す顧客ニーズへの対応が示され、選ばれる理由が明確に読み取れる。
導入後の見える化と工程管理の改善は述べられているが、中長期の検証や遂行スケジュールの記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
プラスチック金型の分野で、同じ分野の中で他社より大幅に高い見積金額を提示しても受注できた高付加価値化が読み取れる。
地域の商工会議所との関わりや自動車業界の活況に触れるが、国が補助する経済波及や雇用創出の記述はわずかにうかがえる程度。
生産性20%向上と短納期受注の成果は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
クラウド上の原価計算や見える化システムの活用は触れられるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
安城市の地元商工会議所に相談した経緯は示されるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への寄与は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後もチャンスが広がると見ており、新しいことにチャレンジし続けながら、さらなる飛躍を目指す。
挑戦を続ける
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。
電子部品の実装作業に長年取り組んできた経験と、現場のニーズへの理解、社内技術者による在庫管理システムの設計力を活かし、中小の電子部品を扱う…