回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
オーエムヒーター株式会社
成果製品製造期間(従来品) 14日→9日
| 事業者名 | オーエムヒーター株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 名古屋市天白区 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,製造環境 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1986年 |
同社は昭和61年設立の工業用ヒーターの専門メーカーで、主力製品はシリコンラバーヒーターシリーズである。1枚から受注し、およそ2週間という短納期対応も特徴としている。一方、製品ごとに配線が異なるため製造は手作業が中心だった。
抱えていた課題
やったこと
平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・サービス革新事業(ものづくり補助金)を活用し、穴をあけてピンを挿す工程を自動化する自動穴加工ロボットを導入した。ロボットは計算した座標上に穴をあけピンを挿す仕組みで、夜間運転により翌朝に後工程へ流せるようにした。航空機のレーダードーム補修用加熱ヒーターの開発にも取り組み、レドームヒーターを4タイプ開発した。ロボット使用で180度Cでのヒーターの温度分布ムラは640mm×340mmの大きさで±3.45度Cを達成した。
| ロボット | 自動穴加工ロボット |
|---|
新しい製品・サービス:航空機のレーダードーム補修用加熱ヒーター「レドームヒーター」(4タイプ)
ロボット導入により製品の製造期間が短縮され、14日間かかっていた製品が9日間で仕上がるようになった。特殊な立体成型品も25日間から14日間で製造できる体制になった。温度分布の精度も向上し、ユーザーの要求値である同5度Cを安定してクリアできる供給体制が生まれた。
今後は製品のブラッシュアップを進め、海外の航空機整備・修理・分解点検(MRO)企業への売り込みを図り、海外市場での実績作りに挑む。製造工程では配線の自動化を視野に入れ、人と機械の最適な組み合わせを模索していく。
社員が1人増えたようなもの
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった