吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社光製作所
| 事業者名 | 株式会社光製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市東成区 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1937年 |
大阪市東成区の金属加工メーカーで、創業は昭和12年、来年で80周年を迎える。長年培った精密板金加工の技術を生かし、GSユアサの協力工場として官公庁向けの照明器具の板金筐体を作製しており、1〜3mmほどの薄い板金を加工している。街角の照明器具は依頼ごとに形が異なり、丸みを全面に出した複雑な形状などデザイン性の高い製品の依頼が増えている。多品種少量生産が多く、1回の生産は10台から20台程度の少ロットであることも多い。
抱えていた課題
やったこと
板金用の3次元CADシステムを導入し、製造する筐体のデザインを自社で入力・設計できるようにした。レーザーロボット溶接機を導入し、高精度な加工技術が求められる製品に対応できる体制を整えた。3次元CADでは試作前に加工が難しい部分を画面上で判別でき、曲面同士の接合など複雑な加工も可能になった。設計データから製品完成までの工程を一貫して管理・把握できるようにし、今まで作ってきた商品の設計データも蓄積して管理できるようにした。
| ソフト | 板金用3次元CADシステム |
|---|---|
| ロボット | レーザーロボット溶接機 |
新しい製品・サービス:工場や倉庫の天井に設置する無電極プラズマライトを自社で設計し、完成品をメーカーに提案した。
高度な加工技術と最新のCADシステムを融合させ、設計から生産までを一貫して自社で担えるようになった。設計データの活用により、製造スピードの向上と効率化を実現し、高品質化と短納期化、価格の低減に向けた生産体制の確立につなげている。自社で提案できるようになったことで、顧客と連携して加工性やデザインを協議しながらものづくりができるようになった。従業員が最終組立を意識して商品を作るようになり、ものづくりに対する意識も高まっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業昭和12年の精密板金加工の技術を生かし、依頼主図面からの脱却で提案型への転換を明確に位置付けている。
多品種少量生産や曲面の複雑形状に強みがある一方、市場動向との関係は事例に具体的に書かれていない。
試作段階で加工困難部分が発覚した課題を挙げ、3次元CAD導入で設計から生産まで一貫管理する実効性ある対策を示している。
製造スピードの向上や価格低減に触れているが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。
従業員12名で技術者や職人が加工を担う体制は読み取れるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
街角照明の景観に溶け込む形状や京都駅前の事例、10〜20台の少ロット対応など顧客ニーズと選ばれる理由が示されている。
自社ブランド展開や照明以外への展開を将来像として示すが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
デザイン性の高い曲面筐体で高付加価値を狙う姿勢はあるが、分野の普及度や高価格化の数値は示されていない。
街灯や医療機器筐体など公共性のある製品を扱うが、波及効果や雇用創出の国の関与理由は明示されていない。
補助金額や付加価値増加の数値がなく、費用対効果はうかがえる程度にとどまる。
3次元CADとレーザーロボット溶接の導入で設計から生産を一貫させ、提案型ビジネスという新モデルを構築している。
ものづくりの提案型転換は読み取れるが、市場成長分野や日本経済の構造転換への言及は見られない。
大阪市東成区の拠点で地域の人々への働きかけや体験事業を行い、地域産業をリードする姿勢が示されている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
照明以外のジャンルにも展開予定で、未開拓の分野を開拓していく方針。将来は自社ブランドを作って販売していくことを目指している。
たくさんの人が訪れる会社を目指す。オープン性とアピール性を高めていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円