回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ファインテクノ
成果厚物板金の加工可能厚さ 9ミリメートル→25ミリメートル
| 事業者名 | 株式会社ファインテクノ |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 豊田市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 31人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2005年 |
株式会社ファインテクノは、バリ取りシステムおよびツーリングの設計・製作を行う会社で、資本金は1000万円、従業員は31人である。自社で開発したシステムやツーリングのほとんどを内製化し、コストを抑えつつ効率的な製品づくりを行っている。自動車分野の顧客が多く、受注のほとんどはインターネット経由で寄せられている。ロボットシステムの製作には板金加工が多用され、最低でも厚さ25ミリメートル程度の加工能力が必要とされていた。
抱えていた課題
やったこと
平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業を利用し、三菱電機製のファイバーレーザー加工機を導入して内製化の徹底に取り組んだ。この加工機により厚物の板金加工を社内で行えるようにし、作業着手から遅くとも1日あれば完成する体制とした。また、バリ取りロボットシステムを製品化するため、自動工具交換装置(ATC)付きの製品開発を進めた。
| 加工機 | ファイバーレーザー加工機(三菱電機製) |
|---|
新しい製品・サービス:自動工具交換装置(ATC)付バリ取りロボットシステム
厚物板金の加工スピードが向上し、製作工程がスムーズに流れるようになった。複雑な形状にも対応でき、加工の自由度が高まった。長穴加工のコストも大きく下がる場合があるとされ、工程集約による高効率化が期待されている。バリ取り加工の自動化により生産性向上と作業環境改善が見込まれ、知名度の向上に手応えを感じている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
製造現場のニーズを反映した開発力が強みで、バリ取りに特化した事業を展開していることは読み取れるが、経営戦略上の位置づけは具体的に書かれていない。
顧客は中小から大手まで幅広く、自動車分野は受注の多くがインターネット経由とあり、市場動向と自社の内製化強みの関係がうかがえる。
厚物板金の外注が1週間から10日かかっていた課題に対し、ファイバーレーザー導入で内製化し、遅くとも1日で完成するという解決策が示されている。
バリ取り工程の生産性向上や長穴加工のコストが10分の1程度になる場合がある等の効果は書かれるが、目標数値や賃上げ目標は示されていない。
機械組み立ての一部を外注する以外は設計から製作まで社内で行うとあり、体制はうかがえるが、人材や事務処理能力の具体的記述は少ない。
ユーザーは中小から大手まで、バリ取りの手作業を減らしたいという明確なニーズが示され、選ばれる理由として内製によるコストと短納期が挙げられている。
ロボットシステムの提案に注力し、工場増築や新製品開発の方向性は書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
バリ取りに特化し、厚物板金対応や自動工具交換付きロボットなど、同分野で高機能化を図る取組が示されている。
自動車分野や中小企業の製造現場を支えるとの記述はあるが、経済波及効果や雇用創出の具体的な数字は書かれていない。
長穴加工のコストが10分の1程度で収まる場合があるとの記述はあるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
ロボットによる多様な動きと汎用性への言及はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献が具体的に示されていない。
製造業の生産性向上への取組はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見当たらない。
豊田市の本社工場での取組は読み取れるが、地域の経済成長や雇用創出への具体的な効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自動車分野でアルミホイール、インバーターケースのバリ取り加工の提案に力を入れていく考えである。順調に受注を獲得していけば、さらなる繁忙が予想されるため、工場増築も視野に入れている。
今では顧客から『ファインテクノに頼めば大丈夫』と評価してもらっている
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
造作材のプレカット化と邸別発送化に対応するため、自動クロスカット機RCVH60S-310Λ型を導入した。
効果:枠材カット工程で従来工法に比べ加工時間を68.8%短縮
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分