回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
高砂電気工業株式会社
| 事業者名 | 高砂電気工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 名古屋市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 設立 | 1959年 |
高砂電気工業は、血液検査装置や排ガス・水質分析装置など医療や環境分野向けのバルブやポンプを製造している。医療分野は売上高の半分以上を占める主力である。自動車分野は市場が大きいものの、コスト競争が厳しく参入しづらい状況だった。航空機分野では燃費向上のため部品の軽量化が求められており、同社は事業拡大に向けて航空機分野への参入を目指した。
抱えていた課題
やったこと
平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金を活用し、平成28年初頭に高精度・高速・微細加工が可能な5軸加工機を導入した。同機は従来できなかった加工を可能にし、試作や開発を中心に使われている。航空宇宙産業の品質マネジメント規格JIS Q9100を取得し、航空機専門のプロジェクトチームを立ち上げた。導入の初期セットアップには苦労したが、図面との誤差が少なく高品質で安定した加工ができるようになった。同機は無人運転もでき、昼間にワークをセットすれば夜間も自動で加工できるため、社員の負担も軽減された。
| 加工機 | 高精度5軸研削加工機 |
|---|
5軸加工機の導入により、従来はできなかった加工が可能になり、図面との誤差が少なく高品質で安定した加工ができるようになった。設計部門からも新たな加工に挑戦する提案が出るようになった。航空機のハンドルや翼関連の部品を受注し、航空機分野での新規取引が始まった。夜間の無人加工により社員の負担も軽減された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
医療分野の主力に加え、宇宙・航空機分野への参入を目指すと記載あり。過去の取組との一貫性は具体的に示されていない。
航空機は部品軽量化の要求があり、小型・軽量化の実績があると記載。強みの説明はあるが定量的根拠は少ない。
従来は加工できなかった部品の受注を目指し、5軸加工機で精度を安定させる方針が書かれている。高付加価値化の数値目標はない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空宇宙専門のプロジェクトチーム立ち上げとJIS Q 9100認証取得が記載されており、体制の一部はうかがえる。
ニーズとして航空機部品の軽量化・小型化要求が示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由は整理されていない。
導入後は試作・開発中心に活用し、ハンドルや翼関連部品を受注中と記載。スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機部品は多品種少量で、小型・軽量化を追求する方針が示されるが、高付加価値化の水準の記載は薄い。
航空機産業への参入という新たな需要創出はうかがえるが、経済波及や雇用創出の記載はない。
補助金で導入した機械の費用対効果を示す数値は記載がなく、夜間無人加工による負担軽減が述べられる程度。
5軸加工機による高精度・無人加工は技術面の革新だが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
航空機分野という成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資する旨の記載はない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は導入した機械を使い、部品のより小型・軽量化を追求していく。将来は航空機分野を事業の一つの柱にしたいと考えており、バルブ部品の受注拡大も目指している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。