フリーズドライ技術を用いた新食感フルーツの事業化でギフト市場へ参入
真空凍結乾燥装置を導入し、フルーツを一度に50kg乾燥できる体制を整えた。
効果:原料供給から製造までの納期 18日→5日
株式会社浅井農園
成果PW冷蔵を用いた場合、21日間以上の長期保存が可能であることが実証できた。
| 事業者名 | 株式会社浅井農園 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 津市 |
| 業種 | 飲食料品卸売業 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
現状の青果流通は、農産物の価格下落や異常気象等により生産者の経営が苦しい状況にある。農産物の契約取引は年々増加しているが、農業生産では天候リスクや病害虫の影響を受けやすく、計画生産や出荷調整が難しい。
抱えていた課題
やったこと
施設園芸のトマト栽培施設に、オランダの複合環境制御システムを導入し、外部・植物体地上部・地下部の環境や天窓、スクリーン設備、ミスト設備、循環扇などを制御できるようにした。センサーや端末をネットワーク化するM2M技術を活用し、栽培施設内の環境を統合的に制御してトマトの生長に最適な環境を作り出せるようにした。リアルタイムの環境データから500項目を超える二次データを収集し、三重県農業研究所と共同で多変量解析を行い、収穫量と相関の高い因子を見つけ出して収穫量・収穫時期予測プログラムを開発した。予測値と実績の差は概ね10%以内で、現場でも活用可能な精度を確認した。さらに、プレハブ冷蔵庫内に1,500~3,500Vの電圧をかけた状態で、通常の貯蔵温度より低温で保存するPWポイントワープ冷蔵システムを用いた試験を行った。
| その他 | 複合環境制御システム |
|---|---|
| ソフト | 収穫量予測プログラム |
| 加工機 | プレハブ冷蔵庫及び高電圧発生装置(PW冷蔵システム) |
新しい製品・サービス:農業ICTと高電場低温貯蔵技術を組み合わせた高品質トマト供給システム。
複合環境制御システムにより、トマトの生長に最適な環境を施設内で作り出せるようになり、安定生産の技術が確立した。収穫量予測プログラムにより、収穫量と収穫時期を現場で活用可能な精度で予測できるようになった。高電場低温貯蔵により、トマトを21日間以上の長期保存でき、廃棄ロスの低減と計画的な出荷が見込まれる。今後は生産から出荷までの効率的なシステムを既存事業にも展開し、委託生産農家の生産量増加や品質向上、安定供給につなげる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
農業ICTと高電場低温貯蔵の開発は一貫性がうかがえるが、経営戦略上の位置付けは事例に明示されていません。
青果価格下落や異常気象の外部環境と研究開発型の強みに触れているが、競争優位の定量的な根拠は薄いです。
欠品補償や廃棄ロスなどの課題を挙げ、収穫量予測と長期保存で解決を図る構成が具体的に読み取れます。
収穫予測の差異が約10%以内、トマトの保存が21日間以上可能と数値で示され、実現可能性がうかがえます。
三重県農業研究所との共同研究や研究開発農場の存在はうかがえるが、実施体制の人員配置は書かれていません。
高品質で安定出荷できるトマトという価値と契約取引増加の背景は読めるが、顧客ターゲットは明確ではありません。
複合環境制御、予測プログラム、貯蔵試験と段階的な遂行内容が示され、方法と順序が読み取れます。
公開されている事例からは読み取れません。
高電場低温貯蔵やオランダ式複合環境制御を組み合わせた次世代アグリビジネスモデルとして差別化が示されています。
政府の農業競争力向上への言及はあるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていません。
費用対効果を示す投入額や付加価値増加額の記載はなく、わずかに生産性向上の方向性がうかがえる程度です。
複合環境制御とビッグデータ解析、M2M技術の活用により、農業のイノベーションへの貢献が具体的に読み取れます。
農業の競争力向上や次世代アグリビジネスへの転換が述べられ、構造転換への寄与がうかがえます。
三重県内の研究開発農場や全国の委託生産農家との連携が示され、地域との関わりがうかがえます。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
三重県内の研究開発農場を兼ねた自社生産施設と、全国の連携生産者による委託生産施設、JV共同事業体での生産施設の3タイプの生産体制を構築しており、本事業で開発する効率的なシステムを国内外に普及展開していく。
真空凍結乾燥装置を導入し、フルーツを一度に50kg乾燥できる体制を整えた。
効果:原料供給から製造までの納期 18日→5日
平成26年11月に受発注システムを導入し、社内の在庫を適正に管理できる体制を整えた。
南九州地区で初めて、尿素SCRシステムに必要な消耗品「高品位尿素水(アドブルー)」を製造するプラントを建設した。