新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
日本黒鉛工業株式会社
| 事業者名 | 日本黒鉛工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 滋賀県大津市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,製造環境,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 258人 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 設立 | 1919年 |
同社は、粉末技術・塗料化技術・加工技術という総合技術により、自動車・電池・電子機器・金属加工の各産業に最適化したグラファイトを提供している。大容量・高パワーのLiイオン電池はスマートフォンやハイブリッド自動車に広く使われており、電気自動車の普及でさらなる市場拡大が期待されている。電池の性能を引き出すために内部抵抗をより下げることが求められていた。
抱えていた課題
やったこと
既存の粉砕工程を改良し、新たな粉砕工程を開発した。強酸類を使わず、同社独自の物理的な手法でグラファイトを薄片化した。その結果、100nm以下(70nm前後)の薄片化グラファイトの試作に成功した。目標とした100nmの薄片化に向けて、粉末技術による薄片化を進めた。
新しい製品・サービス:100nm以下(70nm前後)まで薄片化したグラファイト(黒鉛)の試作品
強酸を使わない独自の物理的手法により、100nm以下(70nm前後)の薄片化グラファイトの試作に成功した。強酸類を使わないことで、環境対策になるだけでなく、安全衛生設備が不要となり生産現場の負担も改善された。薄片化グラファイトは、リチウムイオン電池の導電助剤や電極のプライマーコート用塗料のピグメントとして拡販を目指す段階にある。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の粉砕技術の改良と強酸を使わない独自手法への取組が続いてきたと読めるが、経営戦略上の位置づけは書かれていない。
電池の内部抵抗低減が求められる市場動向と、強酸を使わない独自の粉砕技術という強みが書かれている。ただし競争優位の根拠は定量的でない。
電池の高性能化という課題に対し薄片化黒鉛を導電助剤等へ拡販する方針が書かれているが、売上目標などの数字はない。
100nm以下(70nm前後)の薄片化に成功したとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
電池の導電助剤やプライマーコート用ピグメントという用途と、強酸不使用による安全性の利点が書かれている。顧客や価格面の裏付けは薄い。
今後の活動方針として拡販を目指すと書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
強酸を使う一般手法と異なる物理的手法で70nm前後の薄片化に成功したと具体的に書かれ、高付加価値化の内容が読み取れる。
電気自動車の普及で電池市場の拡大が期待されると述べられ、社会的な意義はうかがえるが、雇用や波及効果の数字はない。
公開されている事例からは読み取れません。
強酸を使わない環境配慮型の薄片化技術とあるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
電池・電気自動車という成長分野への進出が書かれ、環境・エネルギー分野への関与がうかがえる。
滋賀県大津市の本社所在は分かるが、地域の特性を活かした事業であることは書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
薄片化黒鉛の特徴を生かし、正極・負極の活物質間の導電助剤や、正極(アルミ箔)・負極(銅箔)へのプライマーコート用塗料のピグメントとして拡販を目指す。粉末技術の差別化に塗料化技術・加工技術を組み合わせ、グラファイトの新しい応用を開いていく。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%