新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平野整機工業株式会社
| 事業者名 | 平野整機工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 堺市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 従業員数 | 19人 |
| 資本金 | 1億円 |
平野整機工業は生産設備のメンテナンスや更新工事などの工事業を事業の柱としてきた。創業者で先代社長の平野良一氏は数十件の特許を持つ「まちの発明家」で、さまざまな自社製品を手掛けてきた。その中で粗砕機「砕き太郎」が第二の柱として育ち、現在は売上高の約25%を占める。これまで累計約350台を国内で販売しており、国内では150件以上の問い合わせがある。
抱えていた課題
やったこと
従来は凹凸を付けたローラーで上下方向から挟んで袋をほぐしていたが、ゴムや樹脂の袋では側面がほぐれなかった。顧客が袋を立ててほぐしている姿を見て新たな開発を決意した。上下だけでなく側面にもローラーを設置する仕組みに改め、袋全体をほぐせるようにした。
| 加工機 | 砕き太郎(3次元ほぐし機構による固結袋軟化装置) |
|---|
新しい製品・サービス:3次元ほぐし機構による固結袋軟化装置(粗砕機「砕き太郎」)
側面のローラーを加えたことで、ゴムや樹脂の袋でも袋全体をほぐせるようになった。課題を解決したことで、樹脂ペレットを扱うメーカーなどからの問い合わせが増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業者の特許や自社製品の歴史が書かれ、粗砕機「砕き太郎」が事業の第二の柱と位置づけられているが、経営戦略上の明確な位置づけは具体的に書かれていない。
約20年前に開発、累計約350台の国内販売、売上高の約25%、国内問い合わせ150件以上と数字で示され、開発力・技術力・現場力を強みとしている。
ゴムや樹脂で袋の側面がほぐれない課題を認識し、ローラー側面設置で解決したと書かれるが、今後の成長に向けた計画の実効性までは読み取れない。
海外販売の初年度目標として年10〜20台程度と数字が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員19名、協力会社のネットワークや溶接・組立技術は書かれているが、補助事業を遂行する事務体制の記載はわずかである。
重労働から解放される効果、袋を傷つけずにほぐす点、樹脂ペレットメーカーなどからの問い合わせ増加が書かれ、顧客ニーズの裏付けがある。
海外販売は代理店と特許、メンテナンスを詰め、来年にも販売開始、東南アジア中心と時期と地域が書かれるが、課題解決の方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
粉体の袋詰め固結をほぐす粗砕機は一般的ではなく、ゴム・樹脂の袋の側面を含めて全体をほぐす独自仕様が示されている。
重労働からの解放や海外展開の記載はあるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は具体的に書かれていない。
累計約350台、売上の約25%などの数字はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の記載はない。
公開されている事例からは読み取れません。
新興国のニーズ拡大を見込んで海外販売に乗り出すとあり、構造転換への言及はうかがえるがそれ以上の記載はない。
堺市の企業で、工事業を柱に地域の工場へ納入する水平展開が書かれるが、地域特性を活かした雇用や成長の記載は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
東南アジアを中心に海外販売へ乗り出す計画で、初年度は年10〜20台程度の販売を目指す。将来は韓国や中国も視野に入れる。
「これから新興国のニーズも高まる」
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg