新たな加工方法による「原板パネルの製作」と、それを活用した「新商品の開発」を間伐材で
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
株式会社ニット工房
| 事業者名 | 株式会社ニット工房 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市旭区 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 情報処理 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 設立 | 2001年 |
ニット工房は大阪市旭区に拠点を置くアパレルメーカーで、親会社の企画開発部門を担う子会社として平成13年に設立された。相手先ブランド生産(OEM)のほか、自社製のオーダーメイドポロシャツの製造と販売を手掛けている。2000年代にファストファッションが台頭する中、1万円を超える高価な一品モノのポロシャツは注目されにくく、厳しい状況が続いていた。最近では高付加価値商品や一点モノへの関心が再び高まっており、年間の販売数は4,000枚から5,000枚程度である。
抱えていた課題
やったこと
3DCADを導入し、立体画面でオーダーメイドポロシャツをカスタマイズできるインターネット受注サイト「Knit Garden(ニットガーデン)」を平成27年6月に立ち上げた。スマートフォンやタブレット端末でも利用できるようにし、パソコンからしか見られなかった従来の仕組みを改良した。生地の素材や色は約170通りのパターンから選べ、襟袖の形状、丈の長さ、ボタンの色なども自分好みにカスタマイズできる。オーダーメイド仕様専用の裁断機を導入し、鳥取県の工場で縫製する体制を整えた。顧客からの1枚の受注に対応し、約3週間で出荷できる。
| ソフト | 3DCAD |
|---|---|
| ソフト | インターネット受注システム(Knit Garden) |
| 加工機 | オーダーメイド仕様専用の裁断機 |
新しい製品・サービス:3Dオーダーメイド受注システム(Knit Garden)
インターネット受注システムを刷新したことで、スマートフォンやタブレットからも閲覧できるようになり、インターネットによる拡販の準備が整った。従来の中高年の富裕層に加え、スマートフォンを使う若い世代への浸透も見込まれている。今後は「ニットガーデン」の認知度を高め、アクセス数を伸ばすことが課題となっている。販売数や閲覧数の目標は示されているが、効果の実績はまだ書かれていない。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成17年から立ち上げたインターネット受注システムを平成27年に刷新しており、既存取組の延長線上で一貫した投資であることが読み取れる。
スマホで衣料品を買う人が増えたという外部環境を踏まえ、約170通りの生地パターンと3DCADによる立体画面を強みとして打ち出している。
1日の閲覧数が約100件にとどまる課題を認識し、10倍への引き上げを目標に、SNS活用や販路拡大策を具体的に示している。
年間4,000〜5,000枚を3年以内に15,000枚へ伸ばす数値目標と、閲覧数10倍の目標が示されている。ただし実現根拠までは書かれていない。
従業員9名の体制と、鳥取県の工場で1枚単位の受注に3週間程度で出荷する体制は示されているが、人材や事務処理能力の詳細は薄い。
「世界にひとつだけのポロシャツ」を中高年富裕層から若い世代まで訴求し、生地・襟袖・丈・ボタンを自分好みに選べる点が具体的に整理されている。
季節ごとの生地更新、英語表記のホームページ対応、沖縄グループとの連携、3年以内の目標など、中長期の進め方が具体的に述べられている。
公開事例の企業概要に資本金25,000千円が記載されているのみで、補助事業を遂行する財務状況や資金調達の見込みは読み取れません。
一着1万円を超える高価なオーダーメイドポロシャツで、一般的な普及度は高くない分野において、高水準の高付加価値化を図っている。
国内産素材の使用と国内工場での縫製、沖縄のグループ会社との連携が述べられているが、経済波及や雇用創出の規模は示されていない。
補助金の投入額や付加価値額の増加、生産性向上の数値が示されておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度である。
3DCADによる立体画面でのカスタマイズや、SNSを活用したネット閲覧への誘導など、デジタル技術を活用した販売の仕組みが具体的に書かれている。
高付加価値商品や一点モノへの関心が再び高まっているという市場の動きは読み取れるが、日本経済の構造転換への言及は薄い。
大阪市旭区の拠点、国内工場での縫製、高品質なものづくりを通じた地域の製造基盤の活用がうかがえるが、地域経済への効果は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
3年以内に年間販売数を15,000枚まで伸ばすことを目指している。将来的には海外への販路拡大も視野に入れ、日本語のみのホームページを英語表記にも対応させる予定である。沖縄県のグループ会社パイプニットでも同様の3DCADを用いたオーダーメイドシステムを開発しており、連携を強めて販売を促進する考えである。
ただ着られたらいい商品ではなく、付加価値の高い満足してもらえる商品を提供する
公式の事例集より(原文のまま)
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
真空凍結乾燥機を新規に導入し、一度に重さ約6キロのボイルしたシラウオをフリーズドライ加工できるようにした。
平成27年11月から平成28年2月にかけて工場内にGOMファイバーガス窯(2㎥)を築炉した。
効果:ふりものの数 10個→0個