回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
豊洋精工株式会社
| 事業者名 | 豊洋精工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 国東市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 383人 |
| 設立 | 1977年 |
豊洋精工株式会社は自動車部品・カメラ部品を中心とする射出成形品の製造事業者である。自動車部門では以前から独自の生産管理システム「F-ONE(エフワン)」を導入していた。中国のグループ会社・湖北豊洋では2014年から生産現場にタブレットを導入していたが、生産実績と可動率の集約にとどまりネットワーク化は実現していなかった。九州は自動車生産拠点として各メーカーの操業が安定しており、地場企業も一定の仕事量が見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
本社に隣接する大添工場に、原料の出庫・投入、生産計画、生産日報の3要素を盛り込んだシステムを導入した。原料の出庫と成形機への投入にはハンディターミナルを使い、手書きだった管理を機械処理に変えた。生産計画は顧客からの内示データをF-ONEに反映させ、必要な生産量に基づいて時間軸を自動で設定し、計画表や原料出庫量を自動計算で作成する仕組みとした。生産日報は作業現場に設置したハンディターミナルで、生産実績、不良数、進捗状況、不良率をリアルタイムに把握できるようにした。品目ごとの作業注意点もハンディターミナルで確認できるようにした。
成形機への作業割り当てのIT化により工数が大幅に減り、属人化も防げるようになった。原料投入はハンディターミナルで管理し誤投入を防ぎ、不良数をリアルタイムに把握して異常値の早期発見と集計分析の工数削減につながった。担当者が変わっても業務が滞らず、人に依存しないシステムの有用性が示された。現場から改善案が多く出るようになり、改善マインドも刺激された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の生産管理システムF-ONEを基に全工程へ拡張する方針が読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
自動車部門の好調な操業見通しに触れるが、競争優位性や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
手書き・エクセル管理の工数と属人化が課題と明示され、ハンディターミナル導入で工数を大幅削減したと記載されている。
工数を大幅に削減したとあるが、削減率や付加価値・賃上げの目標数値は示されていない。
総務部経理課主任の名前と担当者変更時もスムーズだった点はあるが、補助事業を遂行する体制の詳細は薄い。
顧客ターゲットやニーズの裏付けは書かれず、自社の生産効率化が中心である。
大添工場での導入後、豊洋メットへの試験運用、10年後の全工程自動化という段階的計画が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
工数の大幅削減とあるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
ハンディターミナルやリアルタイム把握によるIoT化で、グループ全体への展開も示されている。
公開情報では判断できません。
大分県国東市の地域立地に触れるが、地域の雇用創出や経済成長への貢献は書かれていない。
大添工場での成功をもとに全社的なIoT化を進める。今年秋にはグループ会社の豊洋メットでも試験運用を始める。10年後には全工程で自動化工場を目指す。
IT化した工場として、よりブラッシュアップし、他の中小企業より一歩進んだメーカーとして評価してもらいたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分