業界の常識を覆す、型紙によるオンデマンドの輪転式エンボス加工
新たな機巧による専用小型加圧機を特注で導入し、「型紙エンボスロール」による加工方法に取り組んだ。
効果:型紙エンボスロールの作製費用 500万円→1万円
株式会社眞田化鋼
| 事業者名 | 株式会社眞田化鋼 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,製造環境 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
創業64年の住宅用プラスチック製品メーカーで、建築金物を出発点としている。売り上げの40〜50%を住宅用換気孔が占め、建築金物資材や家具金物用部材なども扱う。木枠向けの部品は現在リフォーム用途に限られ、戸建て住宅では強制換気の採用が進み、自然換気用の通気孔が残るのみとなっている。
抱えていた課題
やったこと
補助金を活用し、最新のハイブリッド型射出成形機を導入した。雨水の浸入を防ぐ構造を作るため、新しい金型を製作して成形精度を高めた。雨風に当たるフード部を金属製にする構想は適当な部品の提供業者が見つからず断念し、オールプラスチックで実現することにした。カバーには通常のABS樹脂ではなく、耐光性と耐候性にすぐれたASA樹脂を採用し、暴風雨や暴風雪にも耐える換気孔に仕上げた。
| 加工機 | ハイブリッド型射出成形機 |
|---|
新しい製品・サービス:雨にも強い、風にも強い住宅用換気孔(オールプラスチック製)
最新の成形機の導入により、新商品の製造精度が確保でき、新しい換気孔を安定して生産できるようになった。樹脂成形にかかる電気代を20%以上削減でき、補助事業と同時に導入した中古の取り出しロボットと合わせて、従来手作業だった工程の自動化と設備の稼働状況の改善も進んだ。高齢化が進む工場でも大きな戦力になっている。デザインやアイデアの評判は良く、暴風に悩む沖縄地域での試験採用も決まり、新たな取引につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業64年の住宅用換気孔メーカーで、売上の40〜50%を占める主力製品を軸に事業を展開していると読み取れる。
住宅市場の縮小や強制換気の普及に触れ、「ちょうどいい」商品で差別化する方針がうかがえるが、競争優位の定量的根拠は乏しい。
消費増税による需要減への懸念と新商品開発の目的は読み取れるが、高付加価値化の具体的な数値目標は示されていない。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、高付加価値化の実現可能性を判断できる記述はわずかにうかがえる程度。
企画から生産、組立まで社内一貫対応と記載があり、体制の一端は読み取れるが人材や事務処理能力の詳細はない。
耐暴風雨の換気孔で、オール樹脂化と“ちょうどいい”機能が顧客に選ばれる理由として具体的に整理されている。
新金型と成形機の更新を一度に行うリスクに触れ、段階的に進めた経緯は読めるが、今後のスケジュールは書かれていない。
補助事業と同時に中古取り出しロボを単独投資した記述はあるが、資金調達や財務状況の詳細は書かれていない。
耐暴風雨の住宅用換気孔で、ASA樹脂採用や沖縄での試験採用など、同分野で差別化された高機能品であることが示されている。
地域の雇用や波及効果への言及はなく、国が補助する積極的理由は公開事例からは明確に読み取れない。
成形にかかる電気代が20%以上削減でき、取り出しロボで手作業を自動化したと具体的な効果が記載されている。
ハイブリッド型成形機やロボットの導入はあるが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪の中小製造業として、ニッチ市場で地域の強みを活かす姿勢は読み取れるが、地域経済への波及は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ホームページや各種展示会を通じて自社を積極的に発信し、顧客に知ってもらう取り組みを進めている。無理のない身の丈に合った経営規模で、世の中のちょうど良い商品を今後も作り続けていく考えである。
他社に差別化できる商品を作りたい
公式の事例集より(原文のまま)
新たな機巧による専用小型加圧機を特注で導入し、「型紙エンボスロール」による加工方法に取り組んだ。
効果:型紙エンボスロールの作製費用 500万円→1万円
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮