ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

金属部品加工径の大口径化を図り外注加工の内製化を実現する設備投資計画

ヒカリ技研株式会社

この事例のポイント

  • 直径270mm以上の金属部品の旋盤加工は外注に頼っており、外注先の状況に左右されて得意先の厳しい納期に応じられず、受注できるはずの案件を逃すこともあった。
  • 直径270mm以上の金属部品を加工できるNC旋盤加工機を導入し、社内での内製化比率を高めた。
  • これまで苦手としていた旋盤部品の大物加工を全て社内で対応できるようになり、弱点を大きく克服した。

事業者のプロフィール

事業者名ヒカリ技研株式会社
所在地和歌山県 和歌山市
業種生産用機械器具製造業
技術分野製造環境
従業員数28人
資本金1,000万円
設立1974年

事業の背景

1974年に産業機械・省力化機械の製造を主な事業として設立された。その後事業領域を広げ、調達から設計、加工、組立、据付までを一貫して受注できる体制になった。主な製品は大手メーカーの自動車工場や液晶パネル工場のラインで使われる産業機械や省力機械である。得意先は20年前の5社程度から現在は30社程度に増え、営業エリアは関西圏を中心に中部地方の案件まで対応している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程直径270mm以上の金属部品の旋盤加工は外注に頼っており、外注先の状況に左右されて得意先の厳しい納期に応じられず、受注できるはずの案件を逃すこともあった。
  • コスト・採算受注案件の利益率を高めるには加工を内製化する必要があり、できるだけ早く機械設備を導入したいと考えていた。

やったこと

直径270mm以上の金属部品を加工できるNC旋盤加工機を導入し、社内での内製化比率を高めた。このNC旋盤加工機は数値を入力することで各種形状の加工が可能であり、既存の保有設備との相性も良く、生産効率のさらなる向上が期待できるものであった。

事業の効果

これまで苦手としていた旋盤部品の大物加工を全て社内で対応できるようになり、弱点を大きく克服した。外注費が減って利益率の改善にもつながった。納期を早く回答できるようになったことで顧客からの信頼が高まり、外注待ちで止まっていた工程のロスもなくなって工期が短縮された。NC旋盤での加工が必要な金属部品の受注も増えている。

今後の展望

設備投資は一段落したため、今後は機械メーカーとして受注拡大に注力する方針である。中長期的に新規先を増やすか既存得意先との取引を深めるかは、事業環境を見極めながら判断するとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。