ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

曲げ工程改善による多品種少量対応と生産量・受注量拡大事業

株式会社大輝製作所

成果納期交渉の回数 2回/月→0回/月

この事例のポイント

  • 曲げ工程は時間がかかり、受注が増えると他工程のように協力業者に任せられず、受注増や売上拡大のネックになっていた。
  • 曲げ工程の課題を解決するため、ハイブリッド・ドライブ・ベンダーを導入した。
  • 納期交渉の回数 2回/月→0回/月。曲げ工程の時間短縮が進み、生産面で余力が生まれた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社大輝製作所
所在地和歌山県 紀の川市
業種生産用機械器具製造業
技術分野機械制御,情報処理,精密加工,測定計測
従業員数42人
資本金1,000万円
設立1977年

事業の背景

1977年に創業し、板金加工を主軸に事業を拡大してきた。板金を主に行う本社工場と組立を主に行う第2工場の2拠点で、鉄板やステンレス鋼板の加工から組立まで一貫して対応している。農業機械・工作機械・食品機械の外枠の板金加工を、小ロットから比較的数の多いものまで受注しており、大手企業からの受注も長年続いている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力曲げ工程は時間がかかり、受注が増えると他工程のように協力業者に任せられず、受注増や売上拡大のネックになっていた。
  • 人手・技能曲げ工程は熟練度による差が出やすく、経験の少ない従業員は曲げる順番をイメージできず段取り替えに時間がかかり、作業が止まって生産効率が下がっていた。
  • 品質・精度熟練度による品質レベルの差を小さくし、段取り替えの時間を短縮することが課題だった。

やったこと

曲げ工程の課題を解決するため、ハイブリッド・ドライブ・ベンダーを導入した。加工目的に応じた指示を機械が出すため、品質が安定し、曲げ加工にかかる時間の短縮に大きく貢献した。導入により、まとまった受注時に納期を遅らせてもらう納期交渉が不要になった。

  • 加工機ハイブリッド・ドライブ・ベンダー

事業の効果

  • 納期交渉の回数 2回/月→0回/月

曲げ工程の時間短縮が進み、生産面で余力が生まれた。その結果、新規営業に力を入れられるようになり、工作機械メーカーなど4社と商談をまとめて新規受注を獲得した。納期交渉がなくなり、発注と生産のタイミングが合わずに見合わせていた受注を取り込めるようになったことは、売上増加に直結する成果である。

今後の展望

既存の得意先業界に加え、水素ステーション関連の板金加工や3Dプリンター機械に付随する設備の板金加工など、需要の増加が見込まれる新分野への営業開拓を進める方針。組立スペースは都市部より安く確保できており、一貫対応の強みを活かして受注を広げる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。