ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

冷凍食品(冷凍米飯・オムライス)の生産、安全、品質向上にかかる設備導入計画

西川食品株式会社

この事例のポイント

  • 冷凍設備が古く冷凍処理に時間がかかり、生産数に限界があった。
  • 急速冷凍装置である多段式フリーザー冷却設備を導入した。
  • 冷凍時間の短縮により生産効率が大きく向上し、生産能力は2割程度アップした。

事業者のプロフィール

事業者名西川食品株式会社
所在地和歌山県 紀の川市
業種食料品製造業
技術分野製造環境,立体造形
従業員数45人
資本金1,000万円
設立1949年

事業の背景

1949年の創業時は青果物の委託販売が主業で、その後卵焼きの販売を始めた。約30年前から冷凍オムライスの販売を開始し、現在は売上高の9割以上を占める主力製品に成長した。主に生協を通じて一般世帯に提供されるほか、全国10社程度の洋食店向けにOEMで供給しており、オムライス専門の冷凍食品会社は全国に数社程度しかなく、月間40万食を製造している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力冷凍設備が古く冷凍処理に時間がかかり、生産数に限界があった。
  • 生産能力冷凍設備が不十分なため、増加する受注を断らざるを得ないケースが出ていた。
  • 品質・精度夏場の気温上昇期に冷凍設備の機能が落ち、食品劣化が問題となっていた。
  • 品質・精度緩慢凍結で氷の粒子が成長し、品質が低下するようになっていた。

やったこと

急速冷凍装置である多段式フリーザー冷却設備を導入した。従業員が米飯具材を薄い卵シートで一つずつ丁寧に包んだオムライスを、この設備で急速冷凍することで、食品劣化と微生物活動を防止しながら製品化できるようになった。氷結晶の処理時間が短縮され細胞破壊が抑制されるため、ふんわりジューシーな食感の製品に仕上がるようになった。

  • 加工機多段式フリーザー冷却設備

新しい製品・サービス:冷凍オムそば(計画中)

事業の効果

冷凍時間の短縮により生産効率が大きく向上し、生産能力は2割程度アップした。これにより生産能力の限界から受注が難しかった得意先からの追加受注にも対応できるようになった。ふんわりジューシー感のある製品に仕上げられるようになり、品質面の向上にも大きく寄与した。一方で、人の手が必要な工程の生産力は高まっておらず、新規採用による人手の確保が今後の課題となっている。

今後の展望

既存の得意先からの安定受注に加え新規の引き合いにも対応できる体制が整っており、今後は品質面の向上に力を入れていく。大手メーカーからの引き合いがある冷凍オムそばも提供する予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。