回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
中井産業株式会社
| 事業者名 | 中井産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 和歌山市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 24人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1935年 |
1935年に和歌山市で創業し、障子やドア、引戸などの木製建具を製造してきた。元々は建具店の下請けが中心だったが、住宅着工数の減少や業界構造の変化を受けて得意先の新規開拓にシフトし、現在は店舗の格子、大型のドアや引戸、神額などへ仕事内容が広がり、得意先の小口分散が図られている。建具の需要は和室の減少で伸び悩み、市場規模も縮小し、熟練職人の高齢化と事業承継の難しさが業界の課題となっている。
抱えていた課題
やったこと
角度や寸法を数値で調整できるスライドソー、大型建具の組立が容易な大型組立機、ノックダウン製品の加工に必要なボーリングマシンの3台の機械設備を導入した。これにより高品質な製品を安定的に供給できる生産体制の効率化を目指した。
新しい製品・サービス:建具ブランド「KITOTE」の製品(カッコイイ障子、デザイン性の高いドアなどのシリーズ)
大型組立機の活用により、以前は納期に間に合わず受注できなかった大きいサイズの建具の仕事を受注できるようになった。工程の時間短縮が図られ、経験の多くない職人や女性パート社員も精度の高い加工ができるようになった。新しい設備機器は得意先の工場見学で安定的な供給力の根拠として示せ、営業活動にも結びついている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1935年創業の木製建具業者が下請から開発型へ転換し、ブランド「KITOTE」を立ち上げ2015年度にグッドデザイン賞を受けた経緯が書かれている。
天然木を使った大手が扱いにくい建具やデザイン性の高い製品を強みとし、既存にない斬新な建具をラインナップしていると書かれている。
2.4メートル超の大型建具で納期とコストが課題と認識し、大型組立機などの導入で受注可能になったと具体的に述べられている。
納期短縮や受注増の効果はあるが、付加価値額や賃上げについての数値目標は書かれていない。
従業員24人の体制で、熟練職人の技の数値化や若手育成に取り組むと書かれているが、補助事業の遂行体制の具体性は薄い。
得意先の小口分散や工場見学による営業、提案型営業で製品の魅力を伝える方針が書かれているが、顧客ターゲットは整理されていない。
設備更新による全工程の時間短縮に今後注力すると書かれているが、具体的なスケジュールや解決方法までは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
複雑な形状の加工や天然木の高品質な建具を手がけ、業界内で高水準の付加価値化を目指す姿勢がうかがえる。
木製建具の業界構造の変化や和文化の発信拠点としての役割、業界の市場再構築を目指す点が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
デジタル技術の活用は書かれていないが、業界内の提携や合併を視野に入れると述べられ、業界への波及がうかがえる。
業界の企業再編や市場縮小への対応が書かれているが、成長分野への進出や構造転換との関係は明示されていない。
和歌山市で木製建具事業者が集積する地域に根ざし、和の文化の発信拠点を目指すと書かれている。
大手が扱うことが難しい天然木を使った建具や、デザイン性の高い建具を精密で高品質な製品に仕上げていく。「KITOTE」ブランドを通して和文化の発信拠点としての役割を担い、業界全体の市場の再構築も目指す。業界内の企業再編の中で個人事業者との提携、合併も視野に入れている。
下請仕事オンリーから脱却して、エンドユーザーがほしいと思える製品を開発し、ご提案する。さらに、その製品を知っていただく努力をしないと生き残っていけない。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人