おかずみその殺菌方法の変更による安全性、作業環境改善、コストダウンの実現
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
有限会社波多巌木工所
成果マルチハンガーの生産台数 1台/日→20台/日
| 事業者名 | 有限会社波多巌木工所 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 南砺市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1958年 |
昭和33年の創業以来、学校用体育器具の製作を主力とし、園児向け関連製品、自社ブランドのゴルフ場コース用品、木製看板へと製造・販売の幅を広げてきた。平均台や跳び箱など学校用体操器具の下請製作を得意とし、ゴルフ場コース用品では県内外のゴルフ場300コース以上で製造・販売実績がある。6000坪の工場敷地を持ち、インドネシアなど数カ国から木加工品を直輸入している。一方で、安価な海外の木製品の流入により競争が激しくなっている。
抱えていた課題
やったこと
補助金で木工用マルチヘッド型NC加工機を導入した。この加工機は同時に多数の加工ができるため、工程数を減らして生産時間を短縮できる。平成26年12月に加工機を工場に設置し、数点の試作品に取り組んだ。金属ビスなどの金属固定具を使用しない木製品の組み立て技術の開発では、加工機で木製六角ナットと埋め込みナットを製作し、接着剤や金属ビスを使わずに組み立てられる椅子の試作品を完成させた。
新しい製品・サービス:金属固定具を使用せず、分解して持ち運び、道具を使わずに組み立てられる椅子(テーブルなどさまざまな用途に応用可能)
加工機の導入後、競合他社をおさえて幼稚園・保育園向け木製マルチハンガーのメーカー下請け受注に成功した。100以上の穴を一度に機械で空けられるようになり、手作業から機械加工へ切り替えたことで生産性と省力化が向上した。これまで採算が合わなかった製品も、価格と品質の面でメーカーの意向に沿って生産できるようになった。新商品開発への社内の意欲や社員のモチベーションも高まり、企業の信用度も増した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の学校用体育器具の製作を基盤に、園児向け・ゴルフ場用品へ拡大した経緯が書かれ、一貫性はうかがえる。ただし経営戦略上の位置付けは明記されていない。
海外の安価な木製品の台頭を課題とし、ゴルフ場300コース以上の実績や6000坪の工場、大型製品の製作設備を強みとして挙げている。
3K イメージによる職人不足や品質・コストの課題を認識し、NC加工機で工程数削減と生産時間短縮を図る具体的な対応が書かれている。
1日1台から20〜30台へ作業効率が上がったと数字で示され、一部作業を加工機に切り替えた効果も記載されている。ただし付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
加工機の導入と工場設備には触れるが、担当体制や人材、事務処理能力に関する記述は見当たらない。
幼稚園・保育園向け木製マルチハンガーの用途や多方向調整の特徴、メーカーの評価による受注獲得が具体的に書かれている。
平成26年12月に加工機を設置し試作を経て量産化技術を開発した流れと、国産スギによる今後の遊具開発の課題・方針が書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
木製の学童向け遊具は一般的な分野だが、金属固定具を使わない組み立て技術で高品質化を図る点が一定の差別化として書かれている。
県産材を応用した木製品の普及促進と、植林材の国産スギ活用による地域産業の活性化への寄与が記載されている。
加工機導入で1日あたり20〜30台製作へ生産性が上がり、採算の合わなかった製品が生産可能になったと効果が示されている。投入額との比較は書かれていない。
マルチヘッド型NC加工機というデジタル加工技術は使われているが、ビジネスモデルやサプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
県産材や地域産業の活性化に言及し、富山県の補助対象遊具に選ばれた実績もあるが、地域の雇用や成長への定量的な効果は書かれていない。
今後は、国産スギやヒノキを使った学童遊具の開発・販売を目指す。輸入材は天然木の伐採によるものが多く、自然環境破壊につながるほか、為替変動にも左右されやすいため、植林材の国産スギ(県産材)への転換が進む。国産スギは節が多く傷がつきやすく強度が低い課題があるが、長所を生かし欠点が問題にならない商品開発を目指す。メーカーとの共同開発も積極的に進める。
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
ポリウレア施工対象としてコンクリートなどの非鉄金属を主眼に、超音波式でミリ単位の測定が可能な膜厚計を導入し、確認検査体制を確立した。