自動投入ロボットとIoTを導入した木材加工ライン構築による生産性向上事業
木材加工ラインを見直し、カンナがけ・小割り・切り欠きなどの加工が1台でできる最新式の加工設備と、木材を真空吸着して自動で加工設備へ搬送・投…
効果:1日あたりの製材生産量 20㎡→23.4㎡
株式会社増田桐箱店
成果作業人数・作業時間 5人→2人
| 事業者名 | 株式会社増田桐箱店 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 古賀市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 従業員数 | 57人 |
| 資本金 | 2,600万円 |
| 設立 | 1966年 |
桐箱は伝統工芸品用の箱づくりをルーツとし、桐の軽さ・柔らかさ、防虫・防水性から贈り物の箱として重宝されてきた。一方で業界は仕様書どおりに作ればよいという受注待ちの慣習が色濃く残っていた。顧客は商品の差別化を望んでいたが、ギフト需要は減少し、紙や樹脂系の安価なパッケージも台頭していた。
抱えていた課題
やったこと
木材の切断に新型のランニングソーを導入した。小型サイズまで自動で切断でき、小さな部材もカットできるようになった。タッチパネルによるデータ入力を取り入れ、作業を簡素化した。新型機の導入により、従来の5人75分の作業が2人20分までリードタイムを短縮できた。これにより、父の日や母の日などの繁忙期でも納期どおりに製造でき、別注製品にも対応できるようになった。
| 加工機 | 新型ランニングソー |
|---|---|
| その他 | タッチパネル式データ入力装置 |
新しい製品・サービス:桐を使った米びつなどのオリジナル商品。年間1000個を売り上げるヒット商品に成長した。
新型ランニングソーの導入でリードタイムが大幅に短縮され、少人数での製造が可能になった。タッチパネル入力により作業が簡素化され、従来の丸のこ作業に伴う危険も減った。繁忙期でも納期どおりに製造でき、別注品にも対応できるようになった。新製品の開発ではデザイナーとの協業につながり、米びつなどのオリジナル商品で販路を広げた。海外では米国やシンガポールなど7カ国へ輸出している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の受注待ち慣習から脱却し、新製品開発で自発的に情報発信するようになったとあり、一貫性は読み取れるが経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
ギフト需要減少や紙・樹脂パッケージの台頭を背景に、顧客の差別化ニーズに応える強みとして少量多品種のデザイン性を示している。
従来の受注待ち慣習と生産性課題を認識し、新型ランニングソーで75分から20分へのリードタイム短縮と年間1000個のヒット商品化を示している。
リードタイムを75分から20分へ、5人から2人へと数字で示し、年間1000個売り上げる商品への成長も示されており実現性が高い。
社員数57人、代表取締役の関与は読めるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力について具体的な記述はない。
顧客は商品の差別化に強いニーズを持つこと、ライバルが少なくコスト競争に巻き込まれにくいことが述べられている。
新型機導入の動機付けを事前に練ったとあるが、遂行スケジュールや中長期の課題検証の具体的記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
桐箱の高付加価値化を図り、ライバルが少ない新商品分野で差別化した製品を展開していることが読み取れる。
海外7カ国への輸出や伝統工芸の桐箱文化への言及はあるが、経済波及効果や雇用創出の記述は具体的ではない。
作業時間短縮や年間1000個の売上は示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は記載されていない。
タッチパネルによるデータ入力で作業を簡素化したとあるが、先端デジタル技術の活用度合いは限定的にしかうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
福岡県古賀市の伝統工芸に由来する桐箱を地域特性として扱うが、雇用創出や地域経済成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は各国の生活になじむ商品を、日本の技術で作れないかと構想している。
木材加工ラインを見直し、カンナがけ・小割り・切り欠きなどの加工が1台でできる最新式の加工設備と、木材を真空吸着して自動で加工設備へ搬送・投…
効果:1日あたりの製材生産量 20㎡→23.4㎡
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。