生産設備連結による生産性の向上と小ロット対応による、新規マーケットの獲得と販売拡大計画
本補助事業で、印刷機と糊付け機を連結する「オートマチック・スタッカ連結コンベア」を導入した。
効果:生産性も2割の向上がみられた。
ナギサビール株式会社
成果生産量 350本/時間→1,000本/時間
| 事業者名 | ナギサビール株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 白浜町 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1996年 |
1996年に白浜町で創業し、地ビール「ナギサビール」の製造販売を主軸としている。定番商品2種類と限定商品2種類を製造しており、主に和歌山県内の土産店や酒店、百貨店やスーパーで販売している。冷蔵が必要なため大規模な流通には乗りにくく、市場流通のほか本社店頭販売とインターネット通販で対応していた。夏場は観光客の増加もあり最も売れる時期で、知名度の高まりとともに欠品が生じるようになっていた。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、ラベル貼り、瓶洗浄、ビール充填、打栓を一貫して自動で行う自動瓶詰ラインを導入した。ビール充填にはダブルプリエバキュレーションと呼ばれる方式を採用し、瓶の中を2度真空状態にしてから二酸化炭素を充填することで、瓶内の残留酸素を大幅に減らした。これにより酸化による劣化を抑え、賞味期限を延ばすことを狙った。導入後は2人で1時間1000本の生産が可能になり、繁忙期の労務負担も軽減された。
自動瓶詰ラインの導入により、1時間あたりの生産量が大幅に増え、2人で1000本を生産できるようになった。繁忙期の従業員の労務負担も軽減された。瓶内の残留酸素が減ったことで酸化が遅れ、賞味期限が3ヶ月から半年に延び、品質面でも安心して製品を出荷できるようになった。生産体制に余裕が出たことで新たな販路開拓も進みつつあり、2016年は売上金額ベースで1.2倍程度の増収で推移している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1996年創業以来の地ビール事業と直営レストランの運営が書かれ、瓶詰ライン導入も生産増の文脈にあるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
富田川の伏流水や高級ホップ、熱処理・濾過をしない製法など強みが書かれ、繁忙期の品切れや知名度向上にも触れている。ただし競争優位性を定量的に示す記述は薄い。
繁忙期の品切れという課題に対し、賞味期限を3ヵ月から半年に延ばす、1時間350本を1000本にするなど具体的な解決策が書かれている。
1時間350本から1000本への生産能力向上と売上1.2倍が数字で示されている。ただし将来の付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員11人で運営し製造と直営店を持つことは書かれるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述はない。
ビールにこだわる客層をターゲットとし、真空充填による賞味期限延長や品質の高さが選ばれる理由として具体的に示されている。
常温ビールの開発検討や海外販売の視野など今後の方向性は書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
地ビールの中でも高級ホップと無濾過・無加熱処理による高級感を打ち出し、同分野で高付加価値化を図っている。
地元の名水や白浜町の観光、直営レストランによる地域での雇用や観光客需要に触れており、地域への波及が読み取れる。
作業者4人から2人への削減や生産量の向上が書かれ効率化は読み取れるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
白浜町の名水と地元の観光を活かした地ビール事業で、地域の経済成長に寄与する事業であることが具体的に書かれている。
2017年は販売数量をさらに伸ばす計画で、生産力を武器に海外販売も視野に入れている。また、冷蔵設備がなくても販売できる常温ビールの開発も進めていく方針である。
本補助事業で、印刷機と糊付け機を連結する「オートマチック・スタッカ連結コンベア」を導入した。
効果:生産性も2割の向上がみられた。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル