ものづくり補助金平成25年度製造業島根県

デジタルデータを活用した生産工程の改善並びに立体造形等の提案

株式会社シグナル

この事例のポイント

  • 県内外の商店や小売店から立体造形の看板の相談が増えているが、制作現場の加工機は単純な切断などの機械装置しかなく、立体造形の加工はすべて手作業で対応していた。
  • 立体造形看板の受注に対応するため、それまで手作業で行っていた加工を自動で行える加工機(NCルーター)を導入した。
  • デザインのデジタルデータをそのままNCルーターに入力できるようになり、従来の紙書きなどアナログデータへの変換と手作業による製作が不要になったため、大幅なコスト削減が期待できる。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社シグナル
所在地島根県 大田市
業種その他の製造業
技術分野情報処理,精密加工,立体造形
設立1935年

事業の背景

同社は屋外の看板や標識などの製造・設置を主体に営業しており、山陰で唯一の鉄骨・支柱など構造体まで対応できる看板標識等の製造業である。県内の大型小売店の看板などを手がけている。近年の看板製作では、デザイン性だけでなく立体造形など複雑な形状の相談が増えており、同社の技術力の高さから県内外の多くの商店や小売店から相談が寄せられていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術県内外の商店や小売店から立体造形の看板の相談が増えているが、制作現場の加工機は単純な切断などの機械装置しかなく、立体造形の加工はすべて手作業で対応していた。
  • 生産能力旧式設備と作業者の高齢化が原因で生産性が低下していた。
  • 人手・技能作業者の高齢化が進んでいた。

やったこと

立体造形看板の受注に対応するため、それまで手作業で行っていた加工を自動で行える加工機(NCルーター)を導入した。蓄積してきたデザインデータをそのまま使用できる加工機を選定した。導入した機械で新規にデザインしたサンプルを試作し、立体データのほか掘り加工、立体文字や造形物の加工を行った。同社にとって全く新規の機械装置だったため、機械の操作方法から習得し、デザインと機械のオペレーションを行えるスタッフの育成に取り組んだ。外注していた過去の自社デザインを導入機械で再現したところ、特に不具合はなく精度も確保できた。

新しい製品・サービス:新規にデザインしたサンプルとして、立体データ、掘り加工、立体文字、造形物を試作した。

事業の効果

デザインのデジタルデータをそのままNCルーターに入力できるようになり、従来の紙書きなどアナログデータへの変換と手作業による製作が不要になったため、大幅なコスト削減が期待できる。外注していた製品を内製化したことで納期が短縮された。納品まで安定した期日で回答できるようになり、屋内用の立体造形看板の受注が確保しやすくなった。新商品の開発や営業提案用の試作品も自社で製作でき、営業面でも活用できるようになった。

今後の展望

屋内用看板の受注が可能になったことで、元来得意としていた屋外看板との一括受注が可能となり、発注側もお店のコンセプトを統一しやすい体制になった。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。