回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社タテイシ広美社
| 事業者名 | 株式会社タテイシ広美社 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 広島県府中市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,立体造形 |
| 従業員数 | 37人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1986年 |
大手広告会社から当社の看板とLED技術のノウハウが評価され取引が始まった。培ってきた看板ノウハウとLED技術、TLライトパネル技術を応用したPOP(店頭販促物)の自社開発・売込を始め、売上も順調だった。プロモーションメディア広告費の中でPOPは唯一伸びている(2005年対2015年)。
抱えていた課題
やったこと
CNCルーターを導入し、金型製作及び材料の立体成型加工を内製化した。操作研修・練習により切削加工技術を習得した。CNCルーターは3次元の立体加工が可能で、様々な素材・サイズを切削・彫刻でき、デザインの自由度が高い。3D-CADソフトを導入して立体設計を行い、外部講師の講習会により各種データ作成手法を習得した。
| 加工機 | CNCルーター |
|---|---|
| ソフト | 3D-CADソフト |
新しい製品・サービス:TLライトパネル技術を応用したPOP
対応可能な素材・デザイン・サイズや厚みが広がり、製作コストと時間が削減された。短納期で顧客に試作品を見せて詳細を打ち合わせ、再度試作品を製作することも可能になった。精密で美しく迅速な試作提案により、積極的な営業展開と受注率向上につながり、デザインや仕様の検討時間も確保できた。地域の雇用拡大にも貢献し、仕上がり精度も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
看板とLED技術のノウハウを背景にPOPを自社開発しており、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
POP広告費の伸び率や『唯一増加中』という市場動向と、LED・TLライトパネル技術という自社の強みを挙げ、競争力強化の方向を示している。
金型の外注による経費・納期の課題を明示し、CNCルーター導入による内製化と短納期化で解決する計画が具体的に述べられている。
短納期化・低コスト化の方向は書かれているが、付加価値額や賃上げにつながる数値目標は示されていない。
操作研修・練習や外部講師による3D-CAD講習で技術習得を図る記載があり、体制の一端はうかがえるが人材体制の詳細は薄い。
POPの新規開発と売込、試作スピードによる受注決定の事例があり、顧客ニーズへの対応と選ばれる理由が事例で示されている。
導入後の操作習得や今後の展望としてデジタルサイネージ強化を述べるが、遂行スケジュールや課題解決の方法は明確に書かれていない。
資本金1,000万円、年商10億円、従業員37人の記載はあるが、財務状況や金融機関からの資金調達については公開されている事例からは読み取れません。
LED導光板や電子ペーパーなど特定分野で、全国に数台の大型レーザー加工機導入事例があり、同分野で差別化した高付加価値化がうかがえる。
Uターン志向の若者の雇用や地域活性化への貢献が述べられ、地域への波及効果がうかがえるが、国が補助する積極的理由としての記載は薄い。
製作コスト・時間削減や受注率向上が成果として挙げられているが、補助金額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。
CNCルーターや3D-CADの活用は書かれているが、サプライチェーンや地域のイノベーションへの貢献としては具体性が薄い。
デジタルサイネージ部門の強化という方向は示されるが、日本経済の構造転換に資する点は直接述べられていない。
広島県府中市の地域企業として、地元の雇用拡大やUターン若者の採用による地域活性化が事例に具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は地元重視の一般看板に加え、全国で勝負できるLEDを駆使したデジタルサイネージ部門をさらに強化したい。内製化により雇用人数を増やし、Uターン志向の若者を積極的に雇用して地域活性化に貢献したい。次なる新商材の開発のため、今後も積極的な設備投資をしたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
平成27年1月に新型タレットパンチプレス(タレパン)を1台導入した。
効果:加工可能サイズ(長辺) 1,829mm→2,438mm