部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
倉敷ボーリング機工株式会社
| 事業者名 | 倉敷ボーリング機工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 倉敷市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,表面処理 |
| 従業員数 | 98人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1957年 |
倉敷ボーリング機工は、溶射加工と機械加工を得意とする表面処理メーカーである。溶射後の研削・研磨加工まで一貫して対応し、円筒形状物への平滑仕上げには高度なノウハウを持つ。一方、平面形状の円盤部品では溶射皮膜の硬さのために平滑仕上げが難しかった。
抱えていた課題
やったこと
平成27年1月にハイプレスラッピングマシンを導入した。この機械の定盤には特殊なものが採用されており、従来機では使えなかったダイヤモンド砥粒を使用でき、砥粒を定盤表面に固定できる。これにより、高価な砥粒の消耗を抑え、少ない使用量で平滑面を得られるようになった。導入後は砥粒メーカーなどの協力を得て、回転速度、圧力、砥粒の材質などの条件を検討するとともに、溶射工程にも改良を加えた。
円盤形状ポンプ部品の表面粗さは、目標値のRa0.005μm以下を十分に満たすRa0.00185μmを達成した。従来方法で仕上げた製品に比べて見た目の鏡面性も顕著に向上した。ラッピング加工時間は約半分になり、砥粒使用量も10%低減した。熟練職人の手作業による仕上げ研磨工程が不要となり、納期の短縮と作業者の技術・労力を必要な工程へ回すことが可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
以前から円筒形状物への平滑仕上げのノウハウを保有し、それを平面ラッピングに応用したと書かれており、過去の取組との連続性がうかがえる。
溶射から研磨まで一貫対応できる点は強みとして示されるが、市場や顧客動向に関する記述は読み取れない。
溶射後の研削・ラッピングが高コスト・低生産性という課題を認識し、ハイプレスラッピングマシン導入で加工時間半減、砥粒使用量10%低減と具体的に解決している。
目標表面粗さRa0.005μm以下に対しRa0.00185μmを達成、加工時間は約半分、砥粒使用量10%低減と数値で示されている。
熟練職人や砥粒メーカーの協力に触れるが、補助事業を遂行する体制や人員計画の具体は書かれていない。
円盤形状ポンプ部品の耐摩耗性と平滑性というニーズは示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由は整理されていない。
条件検討や溶射工程の改良を進めた経緯は書かれるが、中長期のスケジュールや検証計画の記述は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
従来使えなかったダイヤモンド砥粒を定盤固定で使えるようにし、鏡面性が顕著に向上したと記されており、高水準の高付加価値化がうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
砥粒使用量10%低減、加工時間半減、熟練職人の工程が不要になり納期短縮と、コストと生産性の改善が数字で示されている。
溶射から研磨までの一貫生産技術の確立は示されるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
岡山県倉敷市の企業であることは分かるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は読み取れない。
この部品の発注元から、それ以外の部品についても少しずつ受注を得ており、今後は受注を広げていきたいとしている。自動化・省力化を進めているが、人の手が不要になったわけではない。今後も表面処理のプロとして、どのような要望にも対応できるよう技術を磨いていく方針である。
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。