木材の高度立体造形加工による新分野進出に向けた試作の取り組み
3Dスキャナ、3次元CAD・CAMを導入し、試作開発を行った。
株式会社久保田鐵工所
| 事業者名 | 株式会社久保田鐵工所 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 広島市安芸区 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 250人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1938年 |
HV・EVの普及がCO2削減の要求から年々進み、駆動用モータと制御部の冷却回路に使う電動ウォーターポンプの需要も高まっていた。国内の電動ウォーターポンプ市場はA社一社でほぼ独占されており、適正価格が不明確な状態であった。当社の主要生産品の一つであるベルト駆動のエンジン冷却用ウォーターポンプは、EVの普及により需要が減ることが見込まれていた。
抱えていた課題
やったこと
HV/EV補機冷却用の30W出力小型プラマグ電動ウォーターポンプ(M-EWP)と、ヒータ補助などに使える5W出力の電動ウォーターポンプ(S-EWP)を開発した。ロータ磁石には低コスト・高磁束密度・多磁極数を満たすSmFeN系プラマグを採用し、磁粉形状が均一で耐食性・耐熱性に優れた材料を用いて、日亜化学工業株式会社と共同でロータ磁石を試作した。磁界解析とポンプ部の流体解析の結果から、生産性を考慮した多極のクローポール式モータを採用して試作品を製作した。プラマグ材を射出成型する際に金型内のコイルで磁場配向させる特殊な金型を導入し、高効率インペラ・プラマグロータ・樹脂すべり軸受をインサート成形した。目標は他社製品比で低振動化−50%、軽量化−30%、低価格化−30%とした。
| 金型 | M-EWP用プラマグロータ金型 |
|---|---|
| 金型 | S-EWP用プラマグロータ金型 |
新しい製品・サービス:30W出力のHV/EV補機冷却用小型プラマグ電動ウォーターポンプ(M-EWP)と5W出力の電動ウォーターポンプ(S-EWP)
既存の他社製品と競合できる製品開発の実現見通しがついた。低振動化は目標−50%に対し達成度100%で、川下企業の要求するポンプ仕様を満たした。小型軽量化は目標−30%に対し達成度50%で、小型化したサイズは他社製品以下となったが、重量は他社製品と同等にとどまりモータ部の軽量化が課題となった。低価格化は目標−30%に対し達成度80%で、構造が簡単なクローポールモータで基本構造が成立する見通しが立った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2001年のQS-9000/ISO9001取得やウォーターポンプ開発の実績、2009年の科学技術賞受賞など過去の取組が一貫して示されている。
国内電動ウォーターポンプは一社独占で価格が不明確とされ、新素材・新加工技術による大幅なコスト低減を強みとして示している。
EV普及でベルト駆動ポンプが不要になる課題を示し、低振動化・軽量化・低価格化の数値目標で解決を図っている。
低振動化−50%、軽量化−30%、低価格化−30%の目標値があり、達成度100%・50%・80%と数値で実現可能性が示されている。
大阪府立大学の准教授や日亜化学工業との共同試作など外部連携体制が具体的に示されている。社内人員の配置は書かれていない。
HV・EV補機冷却用ポンプの仕様と他社比の性能・コスト優位、川下企業への提案という顧客ターゲットが示されている。
量産開始を平成29年予定とし、モータ軽量化、防振構造、筐体の一体樹脂成形化など残課題と対応策が整理されている。
公開されている事例からは読み取れません。
国内の電動ウォーターポンプは一社独占とされ競争が少ない分野だが、普及度や高付加価値化の水準を示す数字は書かれていない。
HV・EVの普及によるCO2削減への貢献が目的として示されているが、経済波及効果や雇用創出は書かれていない。
補助金投入額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数値は書かれていない。
磁場配向金型や材料開発は述べられているが、デジタル技術やサプライチェーン全体のイノベーションへの言及は乏しい。
EVの増加に備えて将来の収益の柱を育てるとあり、自動車の電動化という成長分野への進出が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
量産開始(平成29年予定)に向けて、モータ部の軽量化と量産開発、振動特性に合った防振構造の検討、筐体類の一体樹脂成形化によるコストダウンに取り組む。筐体構造やモータ構造、制御方法などの新規性について特許調査を実施した上で出願を予定している。
3Dスキャナ、3次元CAD・CAMを導入し、試作開発を行った。
Web上でユーザーがユニフォームのデザインやカラー、背番号などをシミュレーションできるユニフォームカラーシミュレーションシステムを導入した。
効果:売上 1倍→1.5倍
富士重工向けバンパーのネジを対象に、日本表面化学株式会社の「ストロンジンク 亜鉛-鉄合金めっきプロセス」のめっき液を使い、ネジに適しためっ…
効果:1,500時間の塩水噴霧試験でも錆等の発生はなく、高い耐食性が確認できた。