画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
株式会社 ケミカル山本
成果電解研磨温度 -30℃→-32℃
| 事業者名 | 株式会社 ケミカル山本 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 広島市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,測定計測 |
| 従業員数 | 52人 |
| 資本金 | 1,600万円 |
| 設立 | 1982年 |
当社は電源器・電解液の製造・販売を行うステンレス表面処理の研究開発型企業で、ステンレスの溶接焼け・さび取りや電解研磨用資材を得意とする。主力の電解研磨装置「エコポール」は電解液量が1㎖で済み、順調に販売されている。一方、透過型電子顕微鏡用試料の市場では外国製装置が先行している。国内の透過型電子顕微鏡は500~600台とされる。
抱えていた課題
やったこと
安定化冷媒装置を用いて、−30℃レベルの冷却機構を開発した。冷媒の循環と充填、温度制御により安定的な連続運転を可能にした。架台を設計・製作し、停止自動化ソフトウェアを組み込んだ低温機構を取り付けた。画像取込システムをデジタル化し、電解開始から薄膜化までの運転・停止を自動制御する機能を実装した。治具にはテフロンコーティングを施し、ドライフィルターとドライエアーで霜の発生を防止した。試作装置では電解研磨温度−32℃、電解液使用量1㎖で、研磨が自動停止する装置を完成させた。
| 加工機 | 低温型電解研磨装置 |
|---|---|
| ソフト | 画像処理ソフトウェア(電解研磨自動停止) |
| その他 | 架台 |
新しい製品・サービス:透過型電子顕微鏡用試料を作成する低温型電解研磨装置
冷却機能の開発により、デュワー瓶で−50℃まで冷却でき、低温電解でも研磨面の荒れや組織変化が少ないことが確認できた。画像による自動停止で最適な時点で研磨を止められるようになった。電解液量が少なく廃液処理の負担も軽い。今後は冷却機能を追加して他社製品との差別化を図り、国内の透過型電子顕微鏡へ販売を広げる計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成22年度の実用化開発助成から続く電解研磨装置事業の延長で、既存製品の課題解決として一貫性はうかがえる。
外国製装置が独占的だった市場へのシェア奪取を掲げ、電解液量1㎖など他社比の強みが示されている。
電解研磨時の熱による試料変質という課題を認識し、−32℃・1㎖での自動停止試作という具体的数値で解決を示している。
高付加価値化や賃上げの目標値は示されておらず、市場規模は国内500~600台とあるのみ。
名古屋大学元特任教授の技術指導や従業員52人の会社体制は読み取れるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
電解液量の少なさや冷却機能追加による差別化、国内500~600台への売り込みなど、顧客と選ばれる理由が整理されている。
今後の展望として電解液の冷却ホルダー開発や画像識別の完成度向上など課題が挙がっているが、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
外国製が独占する分野で、温度−32℃と電解液1㎖という従来品より高水準の仕様を実現している点が読み取れる。
国内透過型電子顕微鏡への普及や廃液処理負担軽減に触れるが、経済波及や雇用創出の記述は乏しい。
電解液量を500~1000㎖から1㎖へ削減する効果は示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
画像取込のデジタル化と自動停止制御という新機能を実装しており、技術的な貢献は読み取れるがサプライチェーン面は薄い。
電子顕微鏡用試料作成という分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
広島の企業で地域の強みを活かす記述はあるが、地域の雇用や成長を牽引する具体的な記述は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
電解液をより早く冷却するホルダーの開発と最適な電解液量の検証、画像識別機能の完成度向上、材料ごとの電解液開発と運転条件の確立を進め、商品の完成度を高める。国内の透過型電子顕微鏡500~600台への売り込みを図る。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
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効果:最大生菌数 1倍→3倍