日本初!土壌汚染を「現場で」土壌改良する革新的サービスへの参入
当社は、油や化学薬品で汚染された土壌を現場で改良できるよう、自走式土壌改良機を設備として導入した。
株式会社 オキ
| 事業者名 | 株式会社 オキ |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 福山市 |
| 業種 | 総合工事業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 3,600万円 |
| 設立 | 1964年 |
同社は30年以上、漢方生薬を使い環境を害さない循環型農業資材の開発・生産に取り組んできた。売上は年商17.2億円(平成28年5月期)で、総合建設や宅地・住宅販売も主要事業である。「食の安全」や有機・低農薬農法への関心は高まっているが、日本の普及率は欧米に比べてまだ低い。農薬の残留性や環境への影響が問題視され、農林水産省の方針で農薬規制も強化されている。
抱えていた課題
やったこと
全国の有機栽培農家の圃場5ヶ所から、優良放線菌が豊富な種菌7タイプを入手した。協力研究所で、病原性糸状菌の細胞壁を溶解・捕食する拮抗性の優れた放線菌を同定・選別し、培養に成功した。種菌は有機質の基質材に投入し、加温しながら撹拌混合して発酵させ、その後発酵タンクに移して常温で二次発酵させた。2~3ヶ月かけて試作品を製造し、拮抗菌密度10の8乗/g(CFU)以上、有機JAS認定の取得を目標とした。最終製品の規格とサンプル土壌内の拮抗菌増殖率を検証し、最終菌数の確認は外部の公的検査機関である㈶広島県環境保険協会に依頼した。
| 加工機 | 発酵タンク |
|---|---|
| 加工機 | 撹拌機 |
新しい製品・サービス:病原性糸状菌に対する拮抗性微生物(放線菌)資材『Dr.放線菌』
目標とした拮抗菌密度10の8乗/g(CFU)以上を達成し、同水準を満たす他社製品はまだない。散布後の土馴染みを考慮して当初のペレット形状からフレークタイプに変更し、PH値や水分率も目標範囲に入った。国内各地の農家に数種類の作物で試用を依頼した結果、評価は上がり効果の手応えを得ている。平成28年8月下旬の有機JAS認定取得後に販売を開始し、既存顧客を中心にJA関連や一般慣行栽培農家へ広げる予定である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
30年以上の漢方生薬を使う循環型農業資材の開発・生産を継続し、その延長で放線菌資材を試作する一貫性が読み取れる。
同水準の他社製品はまだないと記載があり強みはうかがえるが、市場規模や競争環境の数字は書かれていない。
慣行土壌消毒の微生物破壊という課題を示し、拮抗菌密度108/g以上という数値目標で解決策を具体化している。
拮抗菌密度108/g以上の目標に対し、試作で目標達成と記載され、販売開始時期も示されている。付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
広島大学や外部バイオ業者、公的検査機関との協力体制は書かれているが、社内の人員配置や事務処理体制は具体的でない。
農家の土壌に合わせた多品種菌の提案や、農薬規制強化による代替資材需要など、顧客ニーズと選ばれる理由が整理されている。
試作2~3ヶ月、認定取得時期、コンサル事業への展開などの予定は書かれているが、中長期の課題検証は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
一般的な資材の105~106/gに対し108/g以上を目指すなど、同分野で高水準の性能を狙う点が数字で示されている。
農薬規制強化や食の安全への関心など社会的背景は書かれるが、雇用創出や波及効果の定量的な記載はない。
補助金額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数字は見当たらず、わずかに試作成果がうかがえる程度である。
優良土着菌の収集と同定・選別という新しい取組はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
化学資材を使わない有機栽培や代替農材の需要増など成長分野への進出がうかがえるが、構造転換との関係は明示されていない。
広島県福山市の企業であることは示されるが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及はわずかである。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
農家の圃場に合わせて土壌分析を行い、最適な菌種や施用量をカスタマイズして提案するコンサルティング事業を展開する。「食の安全」への関心と有機・低農薬農法の広がりに加え、農薬規制の強化で安全性の高い代替資材の需要が増すと見込んでいる。競合品はまだ少ないため、宣伝広告に力を入れて製品の周知と普及を図る。
当社は、油や化学薬品で汚染された土壌を現場で改良できるよう、自走式土壌改良機を設備として導入した。
窒素雰囲気型炭化炉を試作開発したトウネツに依頼し、同炉を竹炭製造用に改良して大型化した装置を製作した。
効果:燃焼時間 12時間→8時間
導入した三段真空装置と二軸ミキサーの2つの装置を活用し、材料の粒子をナノ化する技術を確立した。