ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業徳島県

思い出を“ かたち” にする新サービスの展開

有限会社ババカメラ店

この事例のポイント

  • 現像プリントや写真撮影を行っているが、競合他社との明確な差別化ができていない。
  • 現像プリントや写真撮影に加えて、市場特性に合った付加価値の高い新サービスを展開するため、高品質デジタルレーザープリンターを導入した。
  • 導入したレーザープリンターを用いて、新規顧客層への展開と顧客満足度の向上を図った。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ババカメラ店
所在地徳島県 三好市
業種各種商品小売業
従業員数3人
資本金300万円
設立1961年

事業の背景

当社は現像プリントや写真撮影を主な事業としている。店舗を構える三好地域は県西部に位置し、人口減少が進んでいる。市場規模も減少傾向にある。その中で競合他社との明確な差別化がされておらず、価格競争によって経営が圧迫されてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信現像プリントや写真撮影を行っているが、競合他社との明確な差別化ができていない。
  • 集客・繁閑三好地域は県西部に位置し、人口減少が進んで市場規模も減少傾向にある。
  • コスト・採算価格競争によって経営が圧迫されてきた。

やったこと

現像プリントや写真撮影に加えて、市場特性に合った付加価値の高い新サービスを展開するため、高品質デジタルレーザープリンターを導入した。新サービスは「プロカメラマンによるおまかせフォトブックサービス」と「写真修復サービス」の2点である。フォトブックでは、プロカメラマンが写真を選定し加工して高品質プリントで仕上げる。写真修復では、ネガがない古い写真や色あせ・破損した写真を、専門的な知識と技術で修復する。

その他高品質デジタルレーザープリンター

新しい製品・サービス:プロカメラマンによるおまかせフォトブックサービス、写真修復サービス

事業の効果

導入したレーザープリンターを用いて、新規顧客層への展開と顧客満足度の向上を図った。平成27年度当初には、フォトブックの引き合いが3冊、写真修復の引き合いが3件あり、いずれも受注につながった。数字で比較できる効果は示されていないが、新たな顧客層の獲得と受注の実績が生まれた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    現像プリント等を行う店舗が、価格競争から差別化された写真サービスへ展開する経緯は読み取れるが、過去の取組との連続性の記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    人口減少と市場縮小、競合との差別化不足は書かれているが、自社の強み・弱みを数値で示す記述は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    価格競争で経営が圧迫されている課題と、付加価値サービスで解決する方向性は読み取れるが、事業計画の数値は示されていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員3人の小規模体制であることはわかるが、補助事業を遂行する体制の具体的記述は少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    プロカメラマンによる写真選定やフォトブック、写真修復のターゲットと、平成27年度当初に3冊・3件の引き合いがあった事実が書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望としてターゲット設定や顧客認知の重要性は触れられているが、スケジュールや課題解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    写真修復やフォトブックの専門サービスを地域密着で展開する点は読み取れるが、高価格化の水準や市場動向の数値は示されていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    少子高齢化地域の写真データ整理や歴史的写真の保存ニーズにふれるが、波及効果や雇用創出の記述はわずか。

  • 費用対効果2

    導入したレーザープリンターと受注件数は書かれているが、投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    三好市の地域密着型サービスとして展開する点は読み取れるが、雇用や地域経済成長への寄与の具体性は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

「思い出を“かたち”にする」事業を展開するため、個々のサービスの目的と目標を明確にし、ターゲットを設定して、より多くの顧客に認知してもらうことが重要である。プロ写真家としての知見を生かし、顧客満足に注力する方針である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。