切削加工機械導入による品質・生産効率の向上を通じた独自技術の発展
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
株式会社コマックス
成果人的コスト・時間的ロス(製品の修正等) 100%→20%
| 事業者名 | 株式会社コマックス |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 宇多津町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,製造環境 |
| 従業員数 | 30人 |
| 設立 | 1979年 |
従来は1つの製品をつくるのに複数の曲げ加工機を使うことが多く、作業スタッフが製品を工場内で移動させながら各加工工程を進めていた。そのため、品質の精度低下、移動時の安全面の悪化、時間と労力を要する生産効率の悪さが課題となっていた。ステンレス加工では複雑化・高精度化・短納期化の要望が強まっており、現有設備ではユーザーメリットである安価でスピーディーな対応が難しくなっていた。
抱えていた課題
やったこと
複数の曲げ加工や高速加工の機能を有する新装置の導入に際して、4つのステップで検討・導入・評価を実施した。まず、加工速度や生産性、精密度など製品の仕上がりに関わる装置の仕様やオプション、機能を比較検討してから発注した。次に、導入した装置の機能の理解から始め、加工データの入力と操作方法を習得した。さらに、納期精度に課題を抱えていた実際の発注製品である首都高速道路新宿線で施工されている製品を、テスト品として試作した。最後に、ステンレス製品のたわみや直角度などの精度と加工工程の短縮度合いを従来製品と比較しながら評価した。
新装置の導入により、ステンレス加工製品の精度・安全性・生産性が飛躍的に改善した。精度が確認できない製品の修正等にかかる人的コストと時間的ロスは5分の1にまで削減された。屋台方式で加工できるようになったため製品を移動させる必要がなくなり、作業者の安全性が向上した。加工機を複数件常に稼働させられることで加工装置使用の調整が不要になり、他設備の稼働率も向上した。納期の短縮も促進された。
当社製品の市場は、首都高速道路や太陽光発電架台をはじめ、防災対策としての補修改修・新設に伴う道路・トンネル関連、東京オリンピック開催に伴う施設や道路整備関連などの需要から大幅に増加しており、当社売上も伸びを示している。最新型曲げ加工機により高精度・短納期・低コストの製品を提供し、競争力のある製品を市場に供給していく。また、ステンレス製品は高価というイメージから検討対象になりにくかった潜在層の業界でも、精度・納期・コストを強みに顧客層を広げていく。当社推定の市場規模は約600億円と見込んでいる。
私たちの身の回りでは、ステンレスがたくさん使われていますが、「これはステンレス製だ」と意識している人は少ないと思います。しかし、今やステンレスはなくてはならないもの. 道路やトンネル、耐震施工にも使われるなど、錆びにくく、長寿命なのがステンレスの特徴です。しかも、100%リサイクル可能な地球にやさしい強力素材です。高価なイメージがあるかもしれませんが、本事業での生産効率の向上につながるコスト削減を機に、競争力強化と併せて潜在市場の開拓を進めながら、今後もステンレス加工において、環境関連の法令及び、制定したルールを遵守し、環境保全に努め、ステンレス製品の普及に邁進してまいります。
公式の事例集より(原文のまま)
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%