ものづくり補助金平成25年度製造業香川県

マシニングセンタによる五面加工技術の確立により、精度向上・納期短縮化

株式会社中村技研

この事例のポイント

  • 大型・長尺製品は複数回の工程を経るため、精度や納期に課題があった。
  • 最新型の五面連続加工装置を導入し、3D加工シミュレーション機能を搭載した設備でテスト加工を実施した。
  • 五面加工技術により部品点数が減り、直角度・平行度の精度が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社中村技研
所在地香川県 高松市
業種はん用機械器具製造業
従業員数30人
設立1985年

事業の背景

当社は省力機械や、その受注に伴う試作機の設計・加工・組立・制御プログラムの作成など、オンリーワンの製品の製造を専門としている。一品ものや特注品にも対応できる技術が強みである。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度大型・長尺製品は複数回の工程を経るため、精度や納期に課題があった。
  • 生産能力加工時に部品の固定を複数回設置する必要があり、設置のたびに精度が狂いやすく、取引先の要求精度を確保するために加工時間が長くなっていた。
  • 生産能力旧式の機械加工設備では加工できる大きさに限度があり、大型・長尺製品は外注に頼っていたため、コストと納期のリードタイムが増大していた。

やったこと

最新型の五面連続加工装置を導入し、3D加工シミュレーション機能を搭載した設備でテスト加工を実施した。この五面加工技術を用いた製作により、従来のボルトを用いた組立に比べ必要な部品点数が減少し、直角度・平行度の精度が向上した。これまで外注していた大型・長尺製品を内製できるようになった。

加工機五面連続加工装置(3D加工シミュレーション機能搭載)

事業の効果

五面加工技術により部品点数が減り、直角度・平行度の精度が向上した。大型・長尺製品を内製できるようになり、大きな納期短縮を実現した。外注費用が削減され、新規顧客からの問い合わせや受注につながっている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    省力機械の受注に伴う試作機製作が事業の柱と読めるが、経営戦略上の明確な位置付けや過去の取組との一貫性は書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    一品ものやオーダーメイド対応が強みとされ、外注依存の課題も示されるが、市場動向との関係は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    精度狂い・加工時間増・外注による納期延びという課題を明示し、五面加工の導入で内製化する解決策が具体的に書かれている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、納期短縮や外注費削減の結果のみが記載されている。

  • 事業を進める体制2

    設計・加工・組立・制御プログラムを社内で担う体制はうかがえるが、人材や事務処理能力の具体的な記載はない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    一品もの対応や短納期・低予算・少ロットへの対応が強みとして示されるが、顧客ターゲットや需要の裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    テスト加工の実施と導入後の効果は述べられているが、中長期の遂行スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    一品ものや特注品の製造を専門とすると書かれるが、分野の普及度や高価格化の水準を示す記載はない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    新規顧客の問い合わせや受注につながったとあるが、波及効果や雇用創出などの公的意義は書かれていない。

  • 費用対効果3

    外注費の削減と納期短縮が成果として挙げられているが、補助金投入額に対する効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    香川県高松市の機械部品製造業とあるが、地域特性を活かした付加価値や雇用創出の記載はうかがえる程度にとどまる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

何でも作り、何でも自動化。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。