ものづくり補助金平成25年度製造業香川県

独自方式による不具合検査用溶着手袋生産設備の導入及び、検証

ウインセス株式会社

成果溶着部の厚みの設計値との差 1.07mm→0.67mm

この事例のポイント

  • 縫製手袋は糸で縫製しているため糸くずが脱落しやすく、歩留まりと生産性の低下の原因になっている。
  • 量産に向けて、独自製法を採用した溶着機を設備メーカーで製造・導入し、生産性と精度を検証した。
  • 溶着部の厚みの設計値との差 1.07mm→0.67mm。新規導入した溶着装置により、溶着部の加工精度が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名ウインセス株式会社
所在地香川県 香南町
業種繊維工業
技術分野接合・実装
従業員数28人
設立1861年

事業の背景

ウインセスは香川県の手袋メーカーで、県内で製造される手袋の国内シェアは約9割を占める。しかし県内メーカーの多くは中国などの海外工場で生産した商品を扱っており、国内産の手袋は限られている。自動車塗装工程で使われるブツ検査用手袋は、縫製品で糸くずが出ることが長年の課題となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度縫製手袋は糸で縫製しているため糸くずが脱落しやすく、歩留まりと生産性の低下の原因になっている。
  • 生産能力旧式の溶着機はプレス速度やステージ移動などの制御機能が十分でなく、加工精度と生産性に課題がある。

やったこと

量産に向けて、独自製法を採用した溶着機を設備メーカーで製造・導入し、生産性と精度を検証した。スクリーン紗はポリエステル素材にポリウレタンをラミネートして溶着を可能にし、甲素材には伸縮性と通気性を併せ持つポリウレタン不織布を採用した。導入装置は旧式機を自社で改良したものだが、制御機能が十分でなかったため、当社独自仕様の深着装置を導入した。装置の操作研修を受けたうえで試作製品を作り、溶着部の厚み10か所を測定して加工精度を評価した。

  • 加工機独自仕様の溶着装置深着装置

新しい製品・サービス:ブツ検査用溶着手袋

事業の効果

  • 溶着部の厚みの設計値との差 1.07mm→0.67mm

新規導入した溶着装置により、溶着部の加工精度が向上した。低発塵性のブツ検査用手袋を提供できるようになり、顧客の要望に応えられるようになった。生産効率と製品精度の向上により、低コスト・短納期・高精度化が可能になり、生産性も向上した。

今後の展望

新しい生産方式として溶着法を確立したことで、従来扱えなかった素材を使った手袋の開発が可能になり、さらなる新商品の開発が期待できる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。