部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
有限会社川北縫製
成果生産速度 1倍→3倍
| 事業者名 | 有限会社川北縫製 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 さぬき市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 60人 |
| 設立 | 1963年 |
1963年に香川県で手袋製造業として創業し、1968年にはカットソー専門の縫製工場を設立した。当初は輸出向けで、OEM受注を経て2009年に自社ブランド「カーリー」を立ち上げた。製造拠点が海外へ移るなかで国内生産を維持することは難しくなっている。
抱えていた課題
やったこと
型紙設計用CADのデータを受信して裁断作業を自動化する裁断用CAMを導入した。CADとLANで接続し、設計から裁断までの流れを連携させた。これにより製造の効率化と生地ロスの削減を図った。
CAD-CAMの導入により生地ロスが減少し、生産速度は導入前の3倍になった。試算では、本設備で導入前の生産量を賄う時間は年間稼働時間の半分程度で済み、余力が生まれる。その余力を活かして、縫製工場から依頼のある裁断の受注加工を行う見通しが立った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1990年創業・縫製事業とOEM経験、2009年の自社ブランド立ち上げなど過去の取組はあるが、本事業が経営戦略上どう位置付けられるかは明示されていない。
自社ブランドの風合い訴求や東京直営店開設で売上増加とあり、国内生産の強みと海外品との優位性を結びつけた記述がある。
裁断工程がネックで時間外労働に頼る課題を認識し、CAD-CAM導入で生産速度3倍・生地ロス削減という対策が示されている。
生産速度3倍、生地ロスおよそ5割減、年間稼働2016時間のうち約半分の生産余力という数値目標と試算が示されている。
デザイナー、CADオペレーター、裁断・縫製工員の増員予定が示されるが、具体的な人数や事務処理体制の記述は薄い。
ターゲットは20〜40代男性で、風合いに着目した国内生産品という選ばれる理由が市場調査に基づき具体的に示されている。
増員や裁断加工の外部提案といった今後の方針は示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は乏しい。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高価格帯カジュアル衣料で風合いを訴求し、日本製・国内一貫生産で同分野の高付加価値化を図る方向性が読み取れる。
国内生産の維持と裁断の受注加工による近隣事業所への波及は示されるが、国が補助する積極的理由としての記述は限定的。
生産効率化と生産余力の創出は記述されるが、補助金額に対する付加価値増加の具体的な費用対効果の数値は示されていない。
CAD-CAMとLAN接続による自動化は示されるが、地域やサプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は明示されていない。
海外生産品に対する国内生産の優位性獲得が目指されるが、日本経済の構造転換への言及はわずかにうかがえる程度。
香川県のさぬき市で国内縫製を継続し、近隣エリアへの裁断加工提案を行う計画が示され、地域への波及がうかがえる。
東京に直営店を開設し売上が増加しているため、デザイナー、CADオペレーター、裁断・縫製工員を増員する予定である。余剰となった裁断の生産力は、香川県をはじめとする近隣の裁断工程を持たない事業所へ提案していく。
国際競争力を高めて、日本製のすばらしさを世界に届けたい。
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにし…
効果:冷凍時間 14時間→4時間
省エネ型の新型リフロー炉エコリフロー(SNR-840GT Ver.4.0)を2台導入した。
効果:消費電力 20.4kW→13.1kW