回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ミヤタニ
成果停止位置精度 1倍→0.1倍
| 事業者名 | 株式会社ミヤタニ |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 松山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
株式会社ミヤタニは平成3年に現代表者が個人創業し、平成5年に法人化した精密機械部品加工業者で、アルミ・ステンレス加工を得意とする。創業当初はアコヤ貝の洗浄機械を製造していたが、真珠産業の低調により撤退し、精密機械部品加工へ転向した。国内大手2社のアクチュエーターは規格品が中心で、必要水準を大きく超える精度を持つものが主流のため、小型で手頃な製品の市場はニッチな状態にあった。
抱えていた課題
やったこと
従来品の1/10の停止位置精度を確保しつつ小型化を図るため、市場で主流のスライダタイプのアクチュエーターを試作開発した。3DCAD及び3DCAD/CAMシステムを用いて組立図の検証や駆動機構部の干渉チェックを行い、設計精度を高めた。開発したアクチュエーターを電動テープ貼り機に組み込み、往復運動時の駆動用ブッシュ、オスねじ・メスねじの耐摩耗性と耐久性を検証した。製造工程は材料搬入、精密切削加工、部品精度検査、組立調整、検査、出荷に集約・簡素化し、短納期化を図った。
| ソフト | 3DCAD/CADシステム |
|---|---|
| ソフト | 3DCAD/CAMシステム |
新しい製品・サービス:小型電動リニアアクチュエーターおよびそれを組み込んだ卓上タイプの電動テープ貼り機
試作開発したアクチュエーターを組み込んだ卓上型の電動テープ貼り機を製品化する予定である。アクチュエーター単体でも特注品の受注活動を行い、販路を確保して新たな雇用創出や賃金アップにつなげる計画である。試作モデルは完成し、実際に機械を作動させた監査も終えている。精度を高めるカスタマイズは今後の段階で、研究開発を社長一人が担っているため現在は停滞している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成22年度のテープ貼り機開発・販売からの流れで小型アクチュエータ開発に至る経緯は読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
大手が手掛けないニッチ市場で独自研究を続けたという強みは示されるが、市場規模や競争優位の数値的根拠は書かれていない。
真珠産業の不振や大量生産で大手に敵わない課題は認識されているが、高付加価値化の具体的な数値目標は書かれていない。
従来品の1/10停止位置精度やコスト削減は目標として書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員3名で社長一人が研究開発を担う体制が示され、人材面の制約も明記されているが、体制強化策は書かれていない。
梱包現場からのテープ貼り作業効率化の強い要望という需要裏付けはあるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
試作の100%完成と監査終了、今後のカスタマイズ段階への移行予定、医療機器との同時進行など、段階的な計画と課題が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
大手が手掛けないニッチな小型アクチュエータ市場への参入とされるが、高水準の高付加価値化を示す数値は書かれていない。
新たな雇用創出や賃金アップへの言及はあるが、川上川下への波及効果や社会インフラとしての国の補助理由は書かれていない。
補助金投入額に対する付加価値額や生産性の数値は示されておらず、費用対効果はうかがえるにとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
CAD/CAMなどの活用は書かれるが、日本経済の構造転換に資する成長分野への進出とは明確に結び付けられていない。
愛媛県松山市の精密機械加工業者として、地域の雇用創出に言及しているが、地域特性を活かした付加価値の詳細は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今回開発の小型アクチュエーターを組み込んだ卓上タイプの電動テープ貼り機の製品化を進め、小型アクチュエーター単体でも特注品の受注活動を行って販路を確保し、新たな雇用創出や賃金アップにつなげていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。