回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社あまげん
| 事業者名 | 株式会社あまげん |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 四国中央市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1968年 |
当社は昭和14年創業の栗菓子製造販売業者で、伝統の銘菓「瀬戸の栗」が主力商品である。売上構成は概ね自社製品部門40%、卸売部門60%程度となっている。過去に大型工場や直営店10店舗を有したが設備過多となり、平成27年1月に工場を移転新築した。和菓子業界では主力商品の売上比率が減少し、出来立てや季節限定など変化を付けた商品が売れるようになっている。
抱えていた課題
やったこと
外部支援機関の助言を受け、大量生産向けのバンドオーブンから、スチームラックオーブンを活用した鮮度重視の生産体制へ経営戦略を見直した。スチームラックオーブンは消費カロリーが16,684Kcalで、加圧蒸気の蒸気量を0〜100%の範囲で5%刻みに設定でき、温度及び湿度の詳細な制御が可能である。この機能により一定のマニュアルによる商品作りが可能となり、柔らかい食感の商品開発も行えるようになった。焼成時間の短縮により1日に多品種の生産が可能となり、1回あたりの生産量調整も容易になった。
| 加工機 | スチームラックオーブン(スチームラックZENSRZ-10E) |
|---|---|
| その他 | その他菓子製造設備一式 |
| その他 | OA機器 |
| その他 | 車両等 |
新しい製品・サービス:愛媛の栗を使った渋皮栗まんじゅう(アーモンドをすりつぶした饅頭)やチーズ饅頭など、スチームラックオーブンを活用して5、6商品を開発した。
スチームラックオーブンの導入により、多品種少量生産に対応できる柔軟な生産体制が確立された。焼成時間が短縮され、1日に多品種のお菓子の生産が可能となり、在庫を抱えることも抑制できる。省スペースで効率の高い工場運営も実現可能となった。柔らかい食感の新商品開発により、より多様な顧客ニーズへの対応が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和14年創業の栗菓子製造で「瀬戸の栗」の知名度があり、経営見直しの方向は示される。ただし既存事業との一貫性の説明は一般的。
量販店からの引き合いや新規出店への納品依頼があると書かれるが、強み・弱みを数字で比べた記述は薄い。
バンドオーブンの生産量制約と焼き加減調整困難を課題として明示し、多品種少量型への転換と在庫削減を計画している。
在庫削減や電気代削減に触れるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されていない。
代表取締役専務の担当者と支援機関の連携は書かれるが、人材や事務処理体制の詳細は薄い。
渋皮栗まんじゅうなど開発商品の特徴と量販店の引き合いが具体的に書かれ、顧客ニーズの裏付けがある。
本店や店舗内販売を主体とする中長期展望はあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
和菓子業界の変化には触れるが、栗まんじゅうの高付加価値化や高価格化の水準は示されていない。
地元愛媛の栗や農産物を使う農商工連携が述べられるが、波及効果や雇用創出の数字はない。
在庫削減や電気代削減が見込まれるとあるが、補助金額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
スチームラックオーブンによる温湿度の詳細制御は述べられるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
地元愛媛の栗を使い地域の生産者と関わる方針があり、地域特性を活かす意図は読み取れるが、成長効果の数字はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
量販店からの引き合いが既にあり、大型店の四国内での出店も相次いでいることから、生産量の安定化により今後の売上増加が見込まれている。中長期的には地域密着の店舗内販売を主体に安定した収益の確保を目指し、地元の栗を活用した農商工連携も進める方針である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮