ものづくり補助金平成25年度製造業高知県

抗ウィルス・抗菌・防臭効果を有したVB綿ウェットタオルの生産体制強化

株式会社mimoto

成果月産枚数 320,000枚→500,000枚

この事例のポイント

  • 生産ラインが1つしかないため受注数を増やすことができず、新規や大口の注文を断らざるを得ない状況が続いていた。
  • 抗ウイルス・抗菌効果を持つ新薬液「V-FREE」を含浸させた綿ウエットタオルの生産ラインを増設し、生産体制を強化した。
  • 月産枚数 320,000枚→500,000枚。生産ラインが増えたことで月産32万枚から50万枚まで生産が可能となり、納期も短縮できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社mimoto
所在地高知県 高知市
業種繊維工業
技術分野表面処理,複合・新機能材料
従業員数25人
資本金1,000万円
設立1991年

事業の背景

当社は1983年(昭和58年)に包装資材の卸業として開業し、2008年(平成20年)に自社で布ウエットタオルの生産ラインを構築して、当時国内唯一の綿ウエットタオル生産工場となった。現在は全日空(ANA)やベストブライダルなど大手企業を含む多くの企業に採用されている。OEMのオリジナル商品の注文が多くなっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力生産ラインが1つしかないため受注数を増やすことができず、新規や大口の注文を断らざるを得ない状況が続いていた。
  • その他

やったこと

抗ウイルス・抗菌効果を持つ新薬液「V-FREE」を含浸させた綿ウエットタオルの生産ラインを増設し、生産体制を強化した。導入したのは金検付オートチェッカー1台、包装機コンベアサイド作業テーブルユニット1台、おしぼり包装用包装機1式、全自動水洗機1台、全自動洗濯機配管装置1式、包装機・全自動洗濯機動力電源装置1式である。これにより生産ラインが1つ増え、2ラインで稼働できるようになった。

検査測定金検付オートチェッカー
その他包装機コンベアサイド作業テーブルユニット
加工機おしぼり包装用包装機
加工機全自動水洗機
その他全自動洗濯機配管装置
その他包装機・全自動洗濯機動力電源装置

新しい製品・サービス:抗ウイルス・抗菌効果を持つ新薬液「V-FREE」を含浸させたhitohira(ひとひら)シリーズのウエットタオル

事業の効果

  • 月産枚数 320,000枚→500,000枚
  • 正社員が2名増えた

生産ラインが増えたことで月産32万枚から50万枚まで生産が可能となり、納期も短縮できた。繁忙期に断っていた10万枚以上の発注も引き受けられるようになった。正社員が2名増え、パートも増員された。生産ラインの増加により新たな事業展開や商品価値の向上にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.8 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    2008年に自社でウエットタオル生産ラインを構築し、長年のブランディングを続けてきた経緯が書かれており、過去の取組との一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    当時国内唯一の綿ウエットタオル工場で、大手企業に採用されている点や、ウイルス抑制対策を付加した高級路線に参入している点が具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    月産32万枚が限界で新規や大口注文を断っていた課題に対し、生産ラインを2ライン化して月産50万枚に増やす計画が示されている。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    月産32万枚から50万枚への増産という数値目標が示されており、正社員2名増や2交代制への言及もある。ただし付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    既存の生産ライン運営の実績や、正社員2名増・パート増員の計画は読み取れるが、事務処理や管理体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    ウイルス抑制薬液を含むタオルの価値、大手企業や高級車ディーラーなどからの採用実績、OEM注文の増加など、顧客ニーズの裏付けが書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展開として工場・倉庫棟の増設や展示会参加に触れているが、遂行方法やスケジュール、課題の解決方法は具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    ウイルス抑制効果を持つ紙おしぼりは存在するが、高級路線で人の手による検品と折りを行う点で差別化していると、具体的に書かれている。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    新たな雇用の創出に触れているが、川上・川下への波及効果や社会的インフラとしての国の補助理由は書かれていない。

  • 費用対効果3

    月産32万枚から50万枚への増産と正社員2名増が書かれているが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    高知県での立地や雇用創出には触れているが、地域特性を活かした付加価値や地域経済の牽引についての具体的な記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

hitohiraシリーズを軸に国内外の新たな販路開拓を目指す。年2回の展示会参加などで製品価値を理解してもらう取引先を開拓し、従業員の確保と労働環境の改善を進める。早期に雇用を増やして2交代制を実現し、工場および倉庫棟の増設も視野に入れている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。