回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社トチセン
| 事業者名 | 株式会社トチセン |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 足利市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装,表面処理,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 32人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 設立 | 1914年 |
当社は1963年に繊維の染織技術を応用してポリエステルフィルムへの染色加工技術を確立し、日本で唯一のフィルム染色メーカーである。主力は医療用フェイスガードとヘルメットシールドで、防曇機能をフィルム内に付加している。国内市場に加え世界市場での販路開拓を視野にブランド化を検討していた。
抱えていた課題
やったこと
防曇機能に偏光特性を付加したフィルムの新技術開発を行った。手術室のライトの反射や路面の太陽光反射を防ぎ、安全性を高める用途を狙った。ロールフィルムから型抜きして製品化するため、型抜き加工機(プレス機)を導入した。このプレス機は20tの能力を持ち、目的の形状の金型で製品を連続カットするため独自に設計し、特別注文で製作した。国際基準に基づく品質保証体制のため、最新鋭の分光光度計(日立製作所UH4150)を導入した。
| 加工機 | 型抜き加工機(20tプレス機) |
|---|---|
| 検査測定 | 分光光度計 UH4150(日立製作所) |
新しい製品・サービス:防曇機能に偏光特性を付加したフィルム
補助事業により、防曇と偏光の特性を併せ持つフィルムの新技術開発を目指し、手術室やライダーの視界確保という安全性に直結する用途を狙えるようになった。型抜き加工を自社で行える体制と国際基準に基づく品質保証体制を整えた。型抜き時のバリを減らし歩留まりを高める対策は今後の課題として残っている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の繊維加工から化成品フィルム染色へ業態転換し、ニッチ分野で自社製品のブランド化を目指す流れが明記されている。
日本で唯一のフィルム染色メーカーであること、他社より防曇機能が高いと支持されていることが強みとして具体的に書かれている。
歩留まり率の低さや微細なバリの課題が示されているが、高付加価値化・成長に直結する数値目標の記載は薄い。
付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、歩留まり向上に務めるとの定性的な記述のみである。
従業員32名、技術開発部が基本技術を蓄積しているとの記述はあるが、補助事業の遂行体制の具体は薄い。
医療用フェイスガードは月約20,000枚生産、ヘルメットシールドは防曇性能で支持されるなど、ターゲットと選ばれる理由が示される。
課題(バリ発生)と対策(金型・刃の角度調整、国際基準の品質保持)は書かれるが、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
防曇に偏光特性を付加するニッチ分野で、手術室の反射軽減やライダーの路面反射防止という新市場を狙うと明記されている。
医療分野やライダーの安全に貢献すると述べられるが、雇用創出や波及効果の数値は示されていない。
費用対効果を示す投資額や付加価値増加額の記載はなく、導入設備の記述に留まる。
独自技術による製品開発は示されるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は記載されていない。
グローバル化への対応と世界市場での販路開拓は触れられているが、構造転換への言及は乏しい。
栃木県足利市の企業であることは書かれるが、地域の特性を活かした成長牽引の記述は弱い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
国際化とボーダレス化が進むなか、新技術・新商品の開発を続け、企業の独自性を高めていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
非接触三次元測定機として、丸紅情報システムズ株式会社扱いのGOM社製光学式非接触三次元測定機ATOS CS-5Mとデータ加工・検査ソフトG…
効果:表面偏差 1mm→0.01mm