ものづくり補助金平成25年度製造業佐賀県

C N C 画像測定機による高精度測定技術の確立

ミナノ精工株式会社

成果検査作業時間は従来に比べ現状おおよそ一割程度短縮したと思われる。

この事例のポイント

  • 現状の測定機では検査精度に不安があった。
  • 高精度の測定機であるCNC画像測定機を導入し、既存の検査体制を見直した。
  • 検査作業時間は従来に比べ現状おおよそ一割程度短縮したと思われる。CNC画像測定機の導入により、金型を直接接触させて検査していた従来の方法から非接触になり、検査時の傷が発生しなくなった。

事業者のプロフィール

事業者名ミナノ精工株式会社
所在地佐賀県 小城市
業種金属製品製造業
技術分野測定計測
従業員数40人
資本金1,000万円
設立1987年

事業の背景

主要事業はゴムシール用金型の製造で、市場規模は概ね324億円と見込まれる。主力の川下ユーザーの金型発注費用総額は約100億円で、そのうち3%にあたる3億円の受注を得ている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度現状の測定機では検査精度に不安があった。
  • 人手・技能検査に時間と人員がかかり、検査対象品が多いと複数人が必要で製品価格や収益に影響していた。
  • 品質・精度金型を直接接触させて測定するため傷がつく恐れがあり、クレームにつながっていた。
  • 生産能力複雑形状は検査できない箇所があり、加工はできても検査保証ができず既存ユーザーの加工依頼を断って受注を逃していた。
  • 新製品・新技術新規顧客の要求する検査内容に対応できず、営業展開に支障があった。

やったこと

高精度の測定機であるCNC画像測定機を導入し、既存の検査体制を見直した。これにより顧客要求に応える正確な検査精度の向上を図った。あわせて表計算作成ソフトを導入し、検査表の作成を容易にした。製品価格の抑制とコストダウンにより競争力の強化にも取り組んだ。

検査測定CNC画像測定機
ソフト表計算作成ソフト

事業の効果

  • 検査作業時間は従来に比べ現状おおよそ一割程度短縮したと思われる。

CNC画像測定機の導入により、金型を直接接触させて検査していた従来の方法から非接触になり、検査時の傷が発生しなくなった。検査作業時間は現状おおよそ一割程度短縮したと思われ、設備に慣れることでさらなる短縮が見込まれる。表計算作成ソフトの導入で検査表の作成も容易になり、検査精度も格段に向上した。今後は検査精度向上とコストダウンで他社との差別化を図り、受注増と新規顧客への営業展開につなげる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均1.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    ゴム用金型の製造が主要事業と書かれ、検査精度向上で受注増を図る方針は読めるが、過去の取組との一貫性や戦略上の位置付けは記述が薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    新規顧客の検査要求に対応できないという課題と、検査精度の向上で他社との差別化を図るという強みづくりの方針が読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    検査でのクレームや受注機会の喪失という課題は具体的に書かれているが、高付加価値化につながる計画の数値的裏付けは乏しい。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    検査作業時間が一割程度短縮と思われると書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    担当者名の記載はあるが、導入後の運用体制や人材の確保に関する記述はほとんどない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    ユーザーの要求する検査内容に対応できることが顧客ニーズへの対応として示されているが、顧客ターゲットの整理は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    設備導入後の使用慣れによる作業時間短縮の見込みはあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    ゴム用金型の市場規模を約324億円と見込み、3%の3億円の受注という数字はあるが、高付加価値化の水準の根拠は示されていない。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    検査作業時間の一割程度短縮や検査表作成の容易化は述べられるが、補助金投入額に対する付加価値増の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    佐賀県小城市の企業であることは示されるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済への効果は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

検査精度の向上とコストダウンによって他社との差別化を図り、今後の受注増に寄与すると思われる。ユーザーの要求する検査内容に対応できることから、新規顧客への営業展開につなげる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。