ものづくり補助金平成25年度運輸業、郵便業佐賀県

オートボディプリンターを活用した観光P R 広告事業

有限会社ジョイックスシステム

成果輸送量の30%程度の増加を図る

この事例のポイント

  • 佐賀県の観光を広く発信する手段が十分になく、観光PRを図りたいという課題があった。
  • 当社敷地内に屋内作業場を設置し、オートボディプリンターNNV13.0Ⅷを導入して印刷訓練を行った。
  • 輸送量の30%程度の増加を図る。印刷したトラックが全国を走行することで佐賀県の観光や特産物の知名度向上が見込まれ、輸送量の約30%増加を目指す。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ジョイックスシステム
所在地佐賀県 神埼市
業種道路貨物運送業
従業員数7人
資本金2,000万円
設立1994年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力佐賀県の観光を広く発信する手段が十分になく、観光PRを図りたいという課題があった。
  • コスト・採算トラックへの広告印刷は専門技術を要し、時間・労力・コストがかかるという課題があった。

やったこと

当社敷地内に屋内作業場を設置し、オートボディプリンターNNV13.0Ⅷを導入して印刷訓練を行った。設置調整や色出し調整を行い、ボディ側面・表面・形状等による塗装の条件設定と品質確認のため、大型トラックの両側面に試験印刷を行った。印刷面の耐光性と耐久性を確かめるため、印刷したトラックを実際に走行させた。オートボディプリンターは波型側面など技術を要する面にも対応でき、小型から大型トラックまでボディ形状に柔軟に対応できる。

加工機オートボディプリンター NNV13.0Ⅷ

新しい製品・サービス:オートボディプリンターを活用した観光PR広告事業(他社トラックのボディにフルカラーで佐賀県の観光PRを印刷し、全国を走行させる事業)

事業の効果

  • 輸送量の30%程度の増加を図る

印刷したトラックが全国を走行することで佐賀県の観光や特産物の知名度向上が見込まれ、輸送量の約30%増加を目指す。車両の綺麗でカラフルなイメージにより、他社や運輸業界のイメージアップにもつながる。乗務員の車への愛着心が高まり、交通マナーのよい運転によって交通事故撲滅活動にも貢献できる。さらに運輸業界の雇用促進・拡大につなげる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    運送事業者として観光PRを事業化する経緯は書かれるが、過去の取組や経営戦略上の位置づけは記載がなく、一貫性は読み取りにくい。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    地元イベントへの大型パネル車活用や経費節減の方針はうかがえるが、市場動向や自社の強み弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    輸送量の30%程度増加を図るという数値目標はあるが、課題認識と高付加価値化の関係は具体性が薄い。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    輸送量30%増加という目標値は示されているが、付加価値額や賃上げの目標や根拠は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    屋内作業場の設置や印刷訓練の実施はうかがえるが、人材や事務処理体制の記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    佐賀県の観光PRを全国走行するトラックに印刷する価値と、輸送業務と並行できる点が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    設置調整、色出し、試験印刷、耐光性試験の順序は書かれるが、中長期の検証や課題解決のスケジュールは薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    トラックボディへの広告印刷は一般的ではないが、普及度や高付加価値化の水準を示す記述は限られている。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    佐賀県の観光や特産物の知名度向上、交通事故撲滅、雇用促進に触れるが、国が補助する理由としては具体性が乏しい。

  • 費用対効果2

    経費節減や輸送量増加の効果はうかがえるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    デジタル印刷技術でトラックを広告媒体化する点はあるが、地域やサプライチェーン全体への貢献の記述は少ない。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    佐賀県の観光や特産物の知名度向上を図る地域PRとして、地元の運送事業者が担う点が具体的に書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

佐賀県やJA等に対し、県の観光や特産物の知名度を上げる効果を訴えるアプローチを行い、自社トラックにカラフルな塗装を施して広告等を行う。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。