ものづくり補助金平成25年度製造業長崎県

木箱用板材の内製作業化に伴う新たな化粧木箱の商品化と新分野進出

この事例のポイント

  • トロ箱の需要減少で木箱用の板材を仕入れる製材業者が減り、限られた業者からの仕入れでは板材コストが高く、収益を圧迫していた。
  • 製材するための建物を新たに建築し、補助金で製材機と研磨機を導入した。
  • 自社製材によって板材コストを抑えられるようになった。

事業者のプロフィール

所在地長崎県 長崎市
業種木材・木製品製造業
従業員数9人
設立1985年

事業の背景

創業当初から長崎魚市向けにトロ箱を製造・販売していた。流通形態の変化により、発泡スチロールやプラスチック箱の需要が増える一方、木箱の需要は大幅に減少した。その影響でトロ箱専用の製材業者が廃業し、板材の仕入れが難しくなった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算トロ箱の需要減少で木箱用の板材を仕入れる製材業者が減り、限られた業者からの仕入れでは板材コストが高く、収益を圧迫していた。
  • 生産能力自社で板材を製材できず、発注者の数量・サイズ・用途・表面加工などの要望に柔軟に応じにくい状態だった。
  • 販路・情報発信トロ箱以外の新商品を開発して新規取引先を増やし、売上を伸ばす必要があった。

やったこと

製材するための建物を新たに建築し、補助金で製材機と研磨機を導入した。両機を動かすための電気工事も行い、機材を整えた。原木丸太材を仕入れて自社で製材できるようになり、発注者の数量・サイズ・用途・表面加工などの要望に柔軟に応じられるようになった。荒材使用のトロ箱から質の高い化粧木箱まで木箱の種類を増やし、ディスプレイ用の化粧木箱やPOP木札の試作品を作った。平成28年にはシルク印刷を導入し、木箱の側面に店舗名や商品名を印字できるようにした。

新しい製品・サービス:ディスプレイ用の化粧木箱とPOP木札

事業の効果

自社製材によって板材コストを抑えられるようになった。化粧木箱とPOP木札の試作品を青果・生花・干物の販売業者に持ち込み、10軒の店で使用してもらい反応は良好だった。関東方面の産地直売所約1000ヶ所にDMを発送すると、農家からイベント用のオリジナル木箱の注文を受けた。平成28年10月から自社HPを立ち上げ、カタログとネットへの掲載も決まった。

今後の展望

カタログとネットへの掲載が決定しており、今後の伸展が期待される。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。