回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社万代
成果テーブル天板の加工時間(1部材あたり) 1日→時間→1日→時間
| 事業者名 | 株式会社万代 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 松原市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
同社は家具の基礎となるベニア板やランバーボード、表面仕上げ用の化粧板を製造し、家具木工業者に販売・配送している。建材メーカーと内装業者を子会社に持ち、大阪近郊の小規模な家具木工業者約230社と取引している。家具市場では低価格志向の消費者が増える一方、天然木や別注デザインなど付加価値の高い家具への潜在的な欲求もある。
抱えていた課題
やったこと
会長を総責任者とする4名で補助事業の実施体制を整え、木工用NC(数値制御)マシニングセンターを導入した。同社内に専用のサポート窓口を設け、家具木工業者は図面データを送るだけで納期や価格の回答を即座に得られるようにした。同社が材料を手配して加工を行い、自社の強みである配送ネットワークを使って迅速に納品する。取引先が同社設備を自社の設備のように自由に利用できる環境を作り、新たなサービス事業として展開した。
| 加工機 | 木工用NC(数値制御)マシニングセンター |
|---|
新しい製品・サービス:小規模家具木工業者向けの機械加工受託サービス
複雑な形状のテーブル天板の加工時間が1日から1時間に短縮され、生産性が大きく向上する。加工価格も外注時の40,000〜50,000円から大幅に抑えられ、低コスト化に寄与する。家具木工業者は独自のアイデアを受注元へ提案できるようになり、競争力の強化につながる。他府県に流れていた案件を取り戻し、中国などとのコスト競争にも対抗できると期待されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来、小規模家具木工業者の役に立つことを追求してきたという想いを、本サービスの構築という事業展開に結び付けている。
大阪近郊の小規模家具木工業者約230社と取引し、自社トラックで当日配送する体制を持つことを強みとして活かしている。
短納期化や価格競争という課題を示し、加工時間を1日から1時間に縮める具体的なサービスで解決を図っている。
加工時間が1日から1時間、外注4万〜5万円が1万〜5万円程度と数字が示され、2020年の売上1億6千万円という目標も挙げている。
長尾会長を総責任者とする4名で実施体制を整え、専用のサポート窓口も社内に設けると記されている。
対象は小規模家具木工業者で、図面送付で納期と価格を即座に回答するという、選ばれる理由が具体的に示されている。
関東への営業拠点設置や2020年の売上見込みは示されるが、課題解決の進め方や詳細な工程は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
高付加価値家具への潜在的な欲求に触れているが、本サービス分野の普及度や認知度については書かれていない。
大阪を中心とした小規模家具木工業者の生産性向上と活性化に寄与し、他府県に流れた案件を取り戻すとされている。
加工時間の短縮と低コスト化に寄与すると書かれているが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
工作機械の稼働状況確認や加工データ入力をインターネットで行う受注システムの運用を目指していると書かれている。
低価格志向の市場と海外製品との競争激化には触れるが、成長分野への構造転換という位置付けまでは書かれていない。
大阪近郊の小規模家具木工業者の生産性を高め、地域の業者同士の結束や活性化につなげるという地域性が明確である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は関東市場に営業拠点を設けてサービスの売り込みを図る。平成32年(2020年)にはこのサービスで売上を見込んでいる。インターネットを利用し、工作機械の稼働状況の確認や加工に必要なデータの入力などが簡単にできる受注システムの運用を目指している。
家具木工業者が当社所有の設備を自社の設備のように利用できるサービス
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。