回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社鹿本金型機工
成果加工精度(面粗度Ra) 2μm→1μm
| 事業者名 | 有限会社鹿本金型機工 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県 山鹿市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1996年 |
当社は精密金型パーツや精密機械部品の加工を行っており、マシニングセンタやワイヤー放電・型彫放電加工機を用いて研磨を含む一連の工程を行っている。EVや燃料電池車等の次世代自動車が普及する中で、その電装品製造用の高性能金型への需要が見込まれていた。
抱えていた課題
やったこと
EVや燃料電池車等の次世代自動車向け電装品製造用高性能金型の社内生産体制を構築するため、最新のCNC精密成型研削盤を導入した。砥石の成形から加工までを全自動で行う機種で、仕上げ研削工程の高度化により連続無人運転による機械稼働率と加工精度の向上を目指した。導入後、機械メーカーによる操作トレーニングを1日受講し、操作の基本技術を習得した。その後、SKD11の試験片(L55×W30×H5mm)を用い、加工パラメータを変えながら計4個のテスト加工を行い、導入効果を検証した。
金型の生産効率が大幅に改善し、製品製造コストは従来比30%削減が可能になった。テスト加工では加工精度がRa1μm以内、連続無人運転3時間の目標を達成し、導入効果が実証された。加工精度の向上により当社の競争力向上にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
マシニングセンタやワイヤー放電加工機で精密金型を手がけてきた経緯と、次世代自動車向け金型製造への展開がつながって読める。
次世代自動車の電装品向け高性能金型という需要に対し、加工精度向上を狙う方針は読み取れるが、市場動向や自社の強み弱みの分析は書かれていない。
人材不足という課題を無人化で解消し、製造コスト30%削減と加工精度向上を図る方針が具体的に書かれている。
目標の面粗度Ra1μm以内、連続無人運転3時間、加工時間従来比50%削減に対し、テスト加工で3時間・1μmを達成したと数値で示されている。
機械メーカーによる1日の操作トレーニングを受講し、テスト加工を4回実施したとあるが、従業員7人の体制や事務処理面の記載は薄い。
プログラマーが多く人材を確保しやすいという選ばれる理由は読めるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体的に書かれていない。
テスト加工による導入効果検証やメーカー研修など段取りは書かれているが、中長期のスケジュールや課題解決方法の記載は少ない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
次世代自動車向け高性能金型で加工精度を高める取組とは読めるが、分野の普及度や高価格化の水準は書かれていない。
次世代自動車の電装品製造を支える金型生産の高度化とはうかがえるが、経済波及や雇用創出の数値は示されていない。
製品製造コストが従来比30%削減可能になったと費用対効果の数字が示されている。
CNCによる無人運転という自動化は読めるが、地域やサプライチェーン全体のイノベーションへの言及は乏しい。
次世代自動車向けという成長分野への対応はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
新たな業態へのシフトを目指し、2回目の採択でワイヤー放電加工機を導入し、多様なオーダーや新分野への挑戦に先進の加工技術を活用している。
コンピュータ数値制御を駆使し、最高品質の製品を作り続けていきたいですね
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日